ニャンクロはデタラメな都市計画を華麗な演説で訴えてきた。
市民は華麗な演説に、本当にそんなことができるのか、と期待をし足をとめて聞き入るほどだった。
ニャンクロは大差をつけ見事、市長の座につきニャンクロ市長となった。
ニャンクロ市長の野望は止まらない。
先ずはと、デタラメな計画書をクシャリと握り野望を果たそうとする。
無機質な工場たちに命を吹き込み、煙を水蒸気に変え工場たちが健康でいれるよう保ってもらった。
工場たちは命があることで無理の無い様に仕事をするので突発的な故障がでなくなった。
工場は人工とないえど星を発生することに成功し夜は輝かしい夜空を放つようになった。
輝かしい星に市民はいつもたくさんの星を数えた。
また意外にも植物が工場を好み鉄のパイプの緑化を推進してくれる。
使わなくなった煙突に絶滅危惧のイロトリドリが帰ってきて巣をつくる。
有害な物質が少なくなってきたことで海や干潟が豊かになり大きなカブトガニがニャンクロ市長を称えた。
あとは地元の名産、観光を復活させなければ、とニャンクロ市長の華麗な都市計画は止まらない。
小倉城の改修に何れ若戸大橋の無料化、かしわ飯に・・・えー、なんだっ!あれだ!あれっ!
ニャンクロ市長の華麗なる都市計画の野望は続く。
※鉛筆・水彩
2010年区展受賞