銀河のサンマ

何でもあり

帰りのイルミネーション

2021-12-13 | 詩っぽい(冬)

 

 

 

 

暗い夜が早くおとずれたがる冬の病院の待合室は寒く冷たい

白い天井

白い床

足下から続く長く白い廊下

暗くなってゆく外は院内の白さをより浮きたたせ寒く冷たく不安になってくる

待時間は長くひとりぽつんと落ちつかずウロウロするも履いたスリッパの音が院内に響く

院内は冷たい表情をした白い冷蔵庫の庫内に閉じ込められているようで早くでたい

クリスマス飾りもしてあるが、それが角のないヘラジカなのか犬なのか羊なのかわからない

うーん…と考えこんでしまっていたら名前が呼ばれ、事は気紛らわしになった

検査時間は長かったが終えると弱気の強気になり来年迄さらばだ、と逃げるように病院をさる

海を渡るころ肩の強張りがとれはじめホッとしてくる

イルミネーションをみて帰ろうと橋のしたで停車

自分の口角がうんと上がっているのがわかる

イルミネーションの光を眩しくも近くでまじまじとみつめる

風は冷たいのに温かい

私はやっと庫内から完全に脱出したとわかったようだ

 

 

 

 

 

 

ホッとしてくる橋のうえを渡るころ。

 

 

 

レンズ汚れが逆にボンヤリと撮れて良かった(笑)

※ 土曜日のできごと

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
« ラニーニャかラニャーニャか... | トップ | 年末調整 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

詩っぽい(冬)」カテゴリの最新記事