銀河のサンマ

何でもあり

双眼鏡

2019-08-25 | 詩っぽい(夏)

 




私のすむ世界は

ジャンボタニシがいっぱい

マガモもダイサギも食べきれないらしい

大きなウシガエルがたくさおり

トノサマガエルはひっそり隠れる

風車や工場ができエサ場がへった湿地に

一組になったチュウヒの一羽が空を舞う

夜行性の萱ネズミが欠伸し起きはじめ

萱の中にいるバッタは右往左往とび跳ねる

目の前をシオカラトンボたちがクルクルまわる

私の覗いた双眼鏡の世界は

とても慌ただしい



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