銀河のサンマ

何でもあり

菖のさよなら

2013-06-11 | 吾子のおはなし

 

 

菖蒲祭りがあっている今、菖の誕生日そして菖蒲祭りがあっている昨日、菖とバイバイです。

4歳。

悲しくて苦しい。それでいてピンときていない脳は不思議なものです。

4年前の夜、かなり暑く、家中窓を開けてテレビを見ていました。

どこかで鳴き声が・・とテレビを消し耳をすませると奥の部屋から鳴き声が聞こえたのでした。

暗い部屋にピカンと光る小さな目、親猫と子猫1匹、部屋に居たのでした。

その日は親子庭へ出し、部屋を閉めるといなくなりました。

次の夜です。昨日の事はすっかり忘れていた私。

また隣の部屋から、昨日の鳴き声とは随分引数の多い声がしたのでした。

まさかっ!

慌てて暗い部屋を覗くとピカピカ光る沢山の目。

親猫は全ての子を連れてきて、奥の隅っこで塊になり、ココが私の棲家と強い目で。

降参です。

男の子3匹、女の子1匹の兄妹。

縁あって直ぐに里親が見つかりましたが菖だけは残り組さん。

多分、地味な柄かしら 苦笑。

でも残りものには福がある、私は菖の親となり箱入り息子に育ててきました。

体が弱くとも、我が子が一番とつくづく思う親馬鹿です。

食べてしまいたいほど、愛しいものです。

残念です。

ねぇ、あの時の目配せ、もう危ないから、お母さん来て!と心で叫んだのでしょう?

ごめんね、もう少し大丈夫なんて、目配せしちゃって。

今なんだよね、今を生きているのにね、母は愚かだったんだ。


右:菖
左:珊瑚

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