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詩と物語を紡ぎます

柿の消滅

2017-10-25 21:30:45 | daily tsukasa

柿の消滅

渋抜きした柿です、ご自由にお持ちください。

見ると段ボール箱に山盛りの柿が軒下に置かれていた。買い物に行く途中だったので、帰りに数個戴こうと思っていた。約十五分後。柿は段ボール箱毎、消えていた。

酷く寂しい気持ちで、さっき買い物した店に戻り、種なし柿を二個買った。


2017/10/25
18:30 pm

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あまね

2017-10-25 13:15:00 | poem

     あまね



夜が明けて間もない【空】では
点在している青が急速に消えて
音も無いまま【雨】がぱらつき
それは確実に水曜日の朝を湿し
駅にゆく人が増えた舗道を湿し
あろうことかわたしまでも湿し
何と駅前ベンチを本降りに浸し
雨音の響きは【あまねのうた】
水の匂いの【ハミング】だとか
滴の弾ける【スキャット】など
音色に包み抱かれ束の間微睡み
石榴か木通のように夢を喰んだ



written,elaborated:2017/10/25

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