〝環境保護〟を騙るテロリストの狼藉三昧も、臨界点を超えた感があります。外交案件としての適切な処理が求められるのは論を待ちませんが、在英日本大使館への侵入を易々と許したのには唖然とした次第。ロンドン同時多発テロ以降、あの一帯の警戒レベルは最高域であるはずなのですが・・・・
環境テロリスト共が21世紀版の〝倭寇〟とすれば、北京五輪はベルリン大会の再現となるのでしょうか。大会の二年後にナチスがアンシュルスという暴挙に出たことを思えば、北京大会後の<国威発揚>の行方が憂慮されるところです。そもそも、大会の趣旨からもっとも隔離された場所で<平和の祭典>を開催すること自体噴飯ものなのですが、IOCの商業主義路線もここに極まれり、といったところでしょうかね・・・・
地場の西鉄旅行が北京五輪観戦ツアーを発売したと昨日報じていましたが、26万8千円~と結構な値段ですね。福岡から北京へは定期便が11便/週就航していますし、ソウル五輪以来の目玉とばかり、九州の旅行業界も鼻息が荒いのでしょう。それはそれで結構なことですが、勿論私は世界最大の人権蹂躙国家での開催には断固反対!
「北京で命を落とすより、高雄に金を落とそう!」ということで、遅ればせながら依存症の独り言様の呼びかけに賛同(代替のパリ開催かと思ってたら、いよいよ本気でやるみたいだからなぁ・・・・)し、北京五輪反対のロゴと、高雄世界運動会2009のロゴを「電子落書き帳」の末尾に貼り付けることにしました。
一方、草の根で〝China Free〟の輪も広がりを見せています。 閣下の憂鬱様のエントリーにある、「出来る範囲でやっていきましょう。全ての中国産製品を買ってはいけないという活動ではありません。(中略)無理のない範囲でいいと思います」というその趣旨には共感を覚えますし、ちょっと意識するだけでも自ずと消費行動に変化が現れてくるのではないでしょうか。
<毒餃子騒動>を契機に、(1)自分は日常どういった中国(産)製品を購買しているか、(2)、(1)は国産品で代替可能か、といった点を意識した人は多かったと思われます。とりわけ、子育て世代を中心とする女性は敏感に反応したでしょうし、実際、中国産野菜の需要大幅減といった事実が報じられています。
日本人の食に対する過敏さは、世界で稀に見るものです。一度ケチが付くと中々従前の需要水準を挽回できないのは、米国産牛肉等の例からも明らかでしょう。(近所のスーパーでは、カナダ産といった微妙に近い産地の牛肉は見かけますが)O157での風評被害に遭ったカイワレ大根ですら、見かける機会がめっきり少なくなりましたね・・・・
全てを宮内庁ご用達レベルで取り揃えるのは現実不可能ですが、生鮮食料品に関しては、<地産池消>といった傾向が今後も続くのではないかと思います。(福岡は、地の利を活かしてむしろ中国に売り込んでいる位だもんなぁ・・・・)
逆に自身の日常で欠かせない中国(産)製品を挙げるとすれば、繊維製品でしょうね。下着類やら靴下といったところは、もっぱら安物を調達しておりますが、使い捨てに近い感覚は物臭人間には至便だったり・・・・
一月ほど前は、「惰性になりがちな日々の食生活等を改めて見直してみるいい契機として私自身捉えたい」(記事)という感慨を抱いた次第ですが、周囲の人間にも、消費行動や意識の変化の有無を聞いてみたい気がしますね。
中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄 国境なき記者団
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こればかりは蒋介石に感謝しないといかんかも。
あの蒋介石も唯一の卓見といえば、中国大陸を「匪区」、その産品を「匪貨」と呼んで厳禁したこと。
今となってみれば、中国産品は「匪賊の品物」というのは卓見というしかないでしょうなw。
先頃は「日本は毒餃子で瀕死の重傷ですよ」と苦笑しつつ話しましたが、目の前で鳥を捌いている姿とかには「食の原点」を見る思いもします。
逆に日本なんかは裏で何やってるのか見えない、その一端が毒餃子事件だったんでしょうな・・・・