長榮航空のキティ・ジェットで向かった先の台北市内でも〝キティちゃん〟によくお目にかかりました。
折しも灯籠(ランタン)フェスティバルの最中だったのですが、会場の中正祈念堂でもドラえもん等おなじみのキャラクターと共にキティちゃん、地下街でもキティちゃん(写真)・・・・台湾大学の近く(写真)や長安西路(写真)には店もありましたし、新光銀行もキャラクターに用いているようですね。
キティ仕様の日産マーチ(写真)や携帯電話などは本家日本でも見かけた記憶がないように思うのですが、和製キャラが台湾で愛されている姿を見るのは嬉しいものです。サンリオも一時期大変だったようですが、「台湾様様」ではないでしょうか・・・・
日本でニュースをクリッピングしていると、パンダがどうのこうのという報道が目立ちますが、ランタン祭りの会場では〝熊猫〟は見かけませんでした。ここまで街中が〝奇帝猫〟だらけだと〝熊猫〟など目ではないなという感じがいたしますが、そこら辺を在台8年の日本人のI氏にうかがったところ、
「キティちゃんの方が人気なのは間違いないですね。パンダはそんなに騒いでいませんよ。コアラが来た時は凄かったですけどねぇ・・・・」
仮に来たら来たでそれなりに話題にはなるのかもしれませんが、少なくとも「来い!」と騒いでいる雰囲気ではなさそうです。この辺はむじな@台湾よろず批評ブログ様も以前「台湾がパンダで盛り上がっているなら、とっくにパンダ商戦も流行っているはずだ」といった趣旨のことを記されていて、なるほどそのとおりだなと思った記憶があります。
まぁ、上野にパンダがやってきた頃に生を受けた私などは、絵本等を通じて「パンダ神話」をどっぷり刷り込まれている世代なのかもしれません。初めてパンダを見たのは小学校に入った時分だったのですが、パンダよりもゴリラの方が人だかりが凄く、私の中の「パンダ神話」が崩れていったのをよく覚えています。
やはりパンダというのは、すぐれて「中国の戦略的希少動物」という側面(記事)を帯びているなと思う次第ですが、中台がパンダを巡る攻防をやっている最中に、何故か日本が割り込み、多摩動物公園からレッサーパンダが台北市動物園に寄贈(台湾週報)される運びとなったようです。レッサー氏の「武運長久」を祈ります!
キティちゃんに限らず、台湾では日本のモノがふんだんに溢れている印象を受けますが、携帯電話はやはりノキアやモトローラといった欧米系が強いようです。<ネットも買い物も自動改札も携帯で>という日本が世界的にはやはり特殊なんだなと苦笑した次第です。
※写真・・・・中正祈念堂の灯籠
「ドラえもん!」と叫んでいる子供がいましたね。
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こちらもTBさせていただきました。
海外キティもかなり出ているようですね(;´▽`lllA``
ちょっと前に上野動物園に行ったときにパンダの前にはまだまだ人だかりが多かったのを覚えています。(もちろん昔ほどではありませんが、他の動物よりは多かったです)
でも日本でもパンダとキティでは人気度が違いすぎますね。メディアの露出度も違いますし。
ある程度メディアが発達していればパンダよりもキャラクターものが好かれるのはどの国も同じでしょうね。
それと携帯電話ですが、インセンティブ(販売奨励制度)がなければ携帯電話自体の単価は安くても数万円するはずですから、安価なモデルの多いノキアは有利でしょうね。そういった意味で日本や韓国は特殊な市場です。
>キティちゃんの方が人気なのは間違いないですね。パンダはそんなに騒いでいませんよ。
写真は2005年の1月のものもあるようで、キティちゃん人気は定着している様子ですね。国民党はパンダファンの様ですが...。
台湾へ行かれた中で、 游錫堃・新内閣や、陳水扁総統の近況(国家統一委員会と国家統一綱領の廃止問題)等も情報がありましたら教えて下さい。
やっぱり「猫を研究している人」と思われそうだ…(笑)
それにしても、パンダで悶着しているところにレッサーパンダ贈るとはなかなか味なことをしますなあ。外交の根本にそういうセンスがほしいですけどね。
だから、台湾ではパンダなんてぜんぜん話題にも問題にもなっていないんだけど!
日本のマスコミが勝手に騒いでいるだけ!
そうなんだ…。なるほどね。日本のマスコミでは、今日もやってたなー。ご教示のようなことならば、台湾人の民度が高くて結構なことだといえよう。
こうやって日本人の基準と視点でしか他民族を測れないというものなんだか・・・。
民度が高いというよりは、たまたま「ツートンカラーの熊」というものに台湾人の感覚がついていけないだけです。
台湾人は赤色とか茶色とか色とりどりがすきなんで、白と黒だけで、しかも動作がのろいパンダは、琴線に触れないだけなんですよ。
これがペンギンならすごく受けるんだけどね。
まだ、レッサーパンダのほうが台湾人のセンスにあっているでしょう。
ただジャイアントパンダだけはダメなんです。
こういうのは、現地に住まないとわからない感覚なんだけどね。
是非熱心なキティラーの方は長榮航空機内限定のキティグッズも狙っていただきたいものです。お土産のトランプもありますし。(笑)
台湾でどうしても熊猫が見たい人は上野へ・・・・台湾と日本で相互に金を落とせば「Win-Win」といったところでしょうか。
>さいごう様
十年一昔と申しますか、昔に比べて筐体も随分安っぽくなりましたよねぇ。まぁ、その当時はキャリングケース何かに入れて大事に持ち歩いたりしてましたけど。(汗)
ノキア、人身御供になってもいいですが、海外でのネット利用は料金が現実的でないですね。台湾では中華電信とのローミングでした。
>遊爺様
あ、この日付けは単なる編集の都合、と申しますか、gooのブログは写真一枚しか貼り付けられないようで、苦肉の策という次第です。これも先日のものです。
>猫研究員様、むじな様
国民の動物に対する好みってのも面白いですね! 台湾ではリアルな猫より犬の方が目立つような気がするんですが、犬派が多いのでしょうか?
動物園のコンテンツ何かも仔細に観察すると面白いのかもしれませんね。
だから、台湾ではペンギンや象やコアラだと大騒ぎになるんだよ!
ペンギンについてはすでに書いているんですけど、読まれなかったのでしょうか?
2001年だかに象が死んだときには、連日大騒ぎだったからね。
どうやら、台湾人にとって琴線に触れる動物というのは、象のように身体的に面白い特徴がある(耳がでかく、鼻もでかく、ついでに鼻から水を噴出す)か、動きが台湾人の歩き方そっくりにぎごちないペンギンとか、コアラみたいな比較的小さくてかわいく見えるものです。
ジャイアントパンダは、台湾人からみたら「ただのツートンカラーの熊」でしかありません。
>それは個人の感じ方だから、この際どうでもいいや。待てよ、琴線に触れるような動物だったら大騒ぎになったりするのか!?
>
ペンギンや象ならそりゃ大騒ぎだわ。
でも、中国にはどちらもいないので、中国は動物で台湾人を釣ることはできないけどね(爆)。
>まぁ何にしても、そうやって台湾の人の好みについて具体的に説明してくれれば、腑に落ちたとまでは行かないですが納得できるところもありますな。
>
まあ、あなたのように「何とか研究員」とか胡難しいことをいっていると、台湾人のきわめて単純、気まぐれな思考は理解しがたいと思いますよ(わら)。
>ついでだからひとつお尋ねしますが「中台がパンダを巡る攻防をやっている最中に」と本文にあるのは当局限定の話ですか?それとも当局に関しても実は騒動無しってのが真相?
>
台湾政府はぜんぜん関心を持っていない。
だって台湾人の民進党政権だから。