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「MEANWHILEに ELSEWHEREで」

特撮や映画感想メインの雑ブログ

恐怖の船便が来たりて…(汗

2010年07月07日 19時59分19秒 | 日記
海外引越しのクライマックス…

それは言わずと知れた船便による引越し荷物の到着


といっても、いきなりクライマックスでは「わけ分からん」と思うので、
今回の引越し、「これまでのお話」をざっと?ご紹介。

運命の日は相方が大型液晶テレビを買った3日後にやってきました。

「バンコク駐在だって」

「行ってらっしゃい」

電話でそんな会話をしたような気がします。

その後、赴任が本決まりになっても大して準備をする訳でもなく、スキーに行ったり、
動物園や水族館、ネズミーシーにまでせっせと家族を引っ張りまわした相方。
そうやって面倒臭い作業から逃げ続けた彼は4月のはじめ、身の回りのものをかき集めて、
夜逃げするように日本を脱出した。

あとは全て私に丸投げして。
こうして2010年、人生二度目の海外引越しバトル?の火蓋は切って落とされた。

ステップ1 ここが肝心の準備段階
1. まず不要なものを処分
2. 普段使っていないけど使うこともあるかなと取ってあったものも処分
3. 持っていけないもの、預けきれないものを処分
4. とにかく処分できるものは全部処分
  人様に引き取って頂くものについては入念に根回し

<ちなみに今回処分したもの>
大量の衣類、書籍、玩具、雑貨、食料品の不良在庫…
洗濯機、炊飯ジャー、レンジ台、家具調コタツ、自転車、整理ダンス、
整理棚、布団、パソコンデスク、収納ケースなどなど
捨てるのにお金がかかる辛い国日本…

<引き取っていただいたもの> もうこうなったら思いつく限りメモっとく!(笑)
買ったばかりの大型液晶テレビ(ブルーレイレコーダー付き)
気に入っていた暖炉型ストーブ(涙)
気に入っていたブリティッシュグリーンレザーのソファセット(涙)
ダイニングテーブル&椅子6脚
ベッド×3、ベッドサイドテーブル×2
ランプ×3、スタンドライト
カラーボックス×2
衣類乾燥機、電気ポット
大型観葉植物×3
金魚×3、メダカ×4、ヤマトヌマエビ×3、水槽セット
愛車?三菱レグナム (車検、車庫証明&名義変更手続き付き)
その他、玩具、書籍、雑貨から食料品から、ご協力くださった皆様に感謝ですm(__)m

ステップ2 とにかく徹底的に仕分け
1. 貴重品、衣類、洗面用具、学用品などなど渡航して直ぐに使うものは手荷物
2. その他衣類、最低限の台所用品など、生活に向けて早く欲しいものは航空便
3. その他、現地で使うものは船便
4. 持っていけない大型家具、現地で必要のないものはトランクルーム便
5. 一時帰国時に使いそうなもの(冬物衣料やレジャー用品)は実家便

我が家の場合、手荷物も航空便も船便もトランクルーム便も容量制限が厳しかったので
辛かった。実家便は業者さんに頼んだ他に、自分でも双方の実家に運んだり_| ̄|○


ステップ3 荷出し
海外引越しの場合、基本的に梱包は業者さんがやりますが、依頼主(つまり私)は
仕分けの指示に加え、詰めたものにかける保険の金額を細かく記入しなければなりません。
「サラウンドシステムって、幾ら位しますかね?」と作業員の方に聞いたり。(汗

ステップ4 引越し後の片付け&掃除
我が家の場合、自宅を賃貸に出す関係で、できる限りの掃除を…
正直この頃にはストレスと疲労で半べそ状態。うう _| ̄|○

ステップ5 手荷物と一緒に自分を荷出し
これでやっと出国できる…と思ったのもつかの間、手荷物検査で引っかかり
(息子10歳の裁縫箱をうっかり入れていた)、ハサミを航空カウンターで別に預けてから出国手続き。
そして相方に頼まれた現地の方への「お土産」を買い込み、よたよたしながら搭乗。

こうして漸く渡タイできた訳ですが、
引越し作業の合間に、ビザの取得でタイ大使館に通い、息子10歳と3度にわたる予防接種を受け、
自分と10歳の持病の紹介状と薬を貰いに病院を駆けずり回り、日本人学校の教科書を取りに行き、
自動車譲渡関係の手続き、住居引き払いの手続き、息子10歳の転校手続き、
お役所手続き、定番の新聞ガス電気水道電話郵便転送手続きに加え、
インターネット解約やNHK受信料支払い中止手続きまで、お約束がてんこ盛り。
他にも、季節労働(梨畑作業のお手伝い)や、親しい人たちとの送別会も並行して続き、
引越し2日前には息子10歳の運動会などなど、普段ぼんやりしている主婦には怒涛の日々。
件の赤シャツ騒動で外出禁止になり、「たいくつ」とメールしてくる相方が恨めしかったです。

飛行機が無事テイクオフしたら、開放感でビールとワインごくごく…いいよね?そんくらい

書いた自分でも信じられないほど前置きが長くなりましたが、本題

我が家の場合日本では引越し間際まで普通の生活を続けて、
引越し当日殆どイッキに荷出しをしたので、到着する荷物の時間差もそれなりです。

航空便が来るのは渡航の約一週間後。
それまでは手荷物だけでの生活…なんてホテルじゃないのでできません。
特に息子10歳の日本人学校は給食がないので、弁当を作らねばならず、
渡航後直ぐに購入したのは炊飯器と米。(笑
最寄のスーパーに通って食料を調達しつつ、プラ容器と割り箸で食事する
屋内キャンプのような生活。合間に持参したノートパソコンでネット接続を試みたり、
近所の駐妻の皆さんから色々教えていただいたりして…

なんとなく異国に慣れてきた頃、航空便がやってきます。

たかがダンボール5箱でも、詰めて一週間も経つと開梱が面倒になっている。(汗
なんたって自分で詰めていないので何がどう入っているのか…
それでも梱包材と格闘しつつ引っ張り出した荷物に、当面必要なものを買い足して、
少し文明的?な生活を取り戻し、ルーチンワークも軌道に乗り始めます。

ブログ更新などできる余裕もでてきて、まだ大量の引越し荷物が控えていることなんて忘れた頃、
船便到着&通関完了のお知らせが。そして今月はじめ、やってきました。
大量のダンボールに入った荷物(と詰め物)の山。

自分の荷物なのに、一月も経つとただの重荷にしか思えない…_| ̄|○
海外引越しは梱包材の量がハンパないです。
なぜ開梱する…そこにダンボールがあるから…っつーくらい無感覚になった頃、
漸く中身が…出たはいいが収めるところがない!
そう、アパートにはテーブル、椅子、クローゼットだけはやたらあっても
肝心の収納スペース(特に本や小物を収める棚)がないのです。(汗

かくして広がった荷物を前に茫然とする自分がいるのでした。

ちなみに相方は…
計画でもしていたかのように、船便が到着してから出張+ゴルフ続きで
荷解きに関しては殆ど何の役にも立っていない。

棚…買いに行かなきゃ。


ここまで読んでくださった方、お疲れ様でした。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おおお…お疲れ様でした; (Nadja)
2010-07-07 21:27:47
つ様、今日は。
怒濤の海外引っ越しルポ、手に汗握りながら読ませて頂きました。お話は伺っていたものの、まさに想像を絶する大変さ! お引っ越しって、詰めるのも開けるのもそれぞれ大変なものですが、最後に書かれていた「中身を出したものの収納スペースが無い」これは自分でも体験したことがあるので共感150%でした(というか、私の部屋は何年もたった今でもへんてこレイアウトのまんまです…)。

開梱パート2が早く無事に終わりますようにとお祈りしております。でも、くれぐれも足腰背中を痛めないようご注意下さいね。
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まいりました (tomoko)
2010-07-07 21:35:54
 私だったら絶対に無理です。そんな大仕事、多分途中で投げ出します。海外に転居する、ということの現実がすごくよくわかりました。お疲れ様です。
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Unknown (かんちょ)
2010-07-08 07:49:06
うわぁ~、なんたる苦行!(笑)
海外引っ越しは大変だなぁ~っと漠然と感じていたのですが、
ここまで密にお話頂くとリアルに大変さが伝わってきます。
現地の間取りや広さのイメージがつかめないので、どれくらい荷物を持っていっていいのかも想像つかないですよね。
まだまだ荷物との格闘は続くのでしょうけど、頑張ってください~
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>Nadjaどの ()
2010-07-08 10:57:22
大変といっても…ここに書いたのは覚書というか単にアウトラインだったりして。(笑)以前にメールでも愚痴ってしまったと思いますが、ビザの件一つとっても外的要因で大使館まで無駄足踏んだりとトラブルが多くて、怒りと脱力の縞模様状態でした。Nadjaどのの職場ワームホールにも対抗できるかも?(爆)

現在床に広がったままの「中身」ですが、無駄に広いアパートの片隅で帰国時まで広がったままになる可能性もなくはないかと…(汗
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>tomokoさま ()
2010-07-08 11:03:58
いえいえ、tomokoさんもよくおっしゃっているように「やらねばならぬとなったらやるしかない」と、ただそれだけなのですー。私はずっとド貧血だったのですが、今回自分の稼働率を上げる為に市販の鉄材を倍量飲んでいたら、血液検査でお医者さんに「ヘモグロビン多すぎ。もう鉄飲んじゃダメ、肝障害になるから」と言われました。(笑
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>かんちょさま ()
2010-07-08 11:19:03
応援ありがとうございます。荷物に関しては少なければ少ないほどいいのですよー。こっちで増えたりもしますので。それを分かっていない相方が海の向こうから偉そうに「あれもこれも持って来い」と指示してきたので全部却下してやりました。(笑)実際、引っ越し当日に制限容量に収まるか(超過分は自腹)梱包材分も含めて頭で計算し出すと不安で夜も眠れなかったくらいで。(爆

とはいえ、今回のような赴任引っ越しはまだマシなのです。本当に辛いのは狭い日本に帰国する時だったりして。(ガクブル)
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Unknown (レン)
2010-07-11 00:14:30
遅れ馳せながら、ご苦労様でございました。
一人分でも引越しとなるとげんなりなのに3人分って膨大というか、、、。
普段できるだけ物を増やさないように生活しているつもりでも、荷造りしようと思ったら一体どこからでてくるのやら?という不思議。
ともかく、お疲れ出ませんようにご自愛ください。

ちなみに最初から数年の予定で(結果的には1年半で帰ってきた)州外に引っ越した友人は家具等全く買わずエアーベッドのみで生活していたらしいですが、これは独身兼地元に家があったから出来た芸当かも。
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>レンどの ()
2010-07-12 22:49:34
>荷造りしようと思ったら一体どこからでてくるのやら

そうそう!なんかこう、フリーズドライの野菜をもどしたように物が膨張しますよね…(汗)そんな叩いて出したホコリ?をトランクルームに圧縮してきているので、帰国で開放するときがまた怖い。在タイ10年を越える方が「トランクルームなんて燃えちゃえばいい」と冗談とばす気持ちが分かります。

ご友人、アメリカのサバイバル精神?を引っ越しで体現されたようですね。(パチパチ)ちなみに、アメリカにおける楽な引っ越しの究極形態ってトレーラーハウスかなあと思います。
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