PDAのひとりごと

黄昏時、携帯情報端末は薄闇の向こうに何を見るのか

PM1にVisualStudio2005を入れる

2009-12-06 21:43:12 | PM1WX16SA/BX407A4
最初、インストール後のMicrosoftUpdateでCドライブの容量オーバーとなりブルーバックとなったので、購入時状態にリカバリ後、作業しなおしました。以下に、その作業手順を示します。

1.電源OFFの状態で、microSDHCカードを抜き、ACアダプタを挿して起動する。
2.USB-HUBを介してUSB-HDDを接続する。この時、HDDがDドライブになっていることを確認する。
3.USB-HUBを介してCD-ROMドライブを接続する。
4.インストール先をDドライブとしてVS2005をインストールする。
5.すべてインストールし終えたら、PM1を終了する。
6.他のPCにVS2005インストール済みのUSB-HDDとmicroSDHCカードを接続し、インストールしたフォルダを丸ごとコピーする。
7.microSDHCをPM1に挿入して起動する。

ということでインストールすることができました。
その後、SP1とActiveSync、WM5エミュレータ、WM5 SDKをインストールしています。

一応今のところ使えているので、本格的に使えるかどうかはしばらく使ってみたいと思います。

PM1の使用感など

2009-12-06 20:07:47 | PM1WX16SA/BX407A4
PM1WX16SA

まず、この設計者はモバイル機器の素人としか言いようがない。

第1に挙げられるのが液晶モニタの角度だ。NINTENDO DSを例に挙げるまでもなく、小型の筐体を手で持って使用する場合、モニタはキーボードと平行でないと使いにくい。さらに、机上で使う際にも、小さい文字を見るため、筐体を顔の近くに持ってくることになり、必然的に画面はキーボードの傾きに近い角度になくては見えなくなってしまう。この点でもこのモニタの角度はNGと言える。

第2に、キーの形状とストロークに問題がある。机の上で使うならともかく立って使う場合、親指でキーを叩くのが普通だ。この時、指は寝かせた状態で指の腹を使って入力することになる。しかし、平たいキートップがびっしりと並んだキーは指を立てて押し込まないとうまく入力することができない。

このサイズなのでシフトキーやファンクションキーにロック機能があるべきだと思うが、これは、もしかするとソフトで対応できる可能性があるので、結論を下すのは時期尚早というものだろう。

CPUの性能とメモリサイズはこの際関係ない。購入時状態でフリーズすることなく動作すればほとんど問題なく使用することができる。USB機器も普通に認識するし、ネットとの親和性の良さは通常のミニノートと同様だ。

バッテリの持ちが良いのと、WindowsXpなので普段使用するソフトがそのまま動作するのは非常にありがたい。この文章はサクラエディタで入力しているが、非常に快適に入力が行えている。文字サイズはエディタで調整できるため、テキスト書きには本当に役に立つ。

Cドライブの容量が16GBというのは、購入前は充分と思っていたのだが、ユーザー用の領域が11GBで、そこにデフォルト状態の環境が入れられていることから使える領域はその半分程度、そしてMicrosoftUpdateを繰り返すうちに残り1GB台になってしまった。容量不足解消の当てにしていたSDHCはローカルドライブ化できず、Cドライブの容量不足は想像以上に厳しいことが分かった。

embeddedVisualC++を入れてみたがCEエミュレータが起動しないので使うことは断念せざるを得ない。

総じて、購入時の状態に少し手を足して、WEBとテキスト入力で使用する分には良いマシンだと思う。しかし、動画や重いソフトを使用するのは難しいといわざるを得ない。