PDAのひとりごと

黄昏時、携帯情報端末は薄闇の向こうに何を見るのか

あんまり驚いたから、またゲド戦記

2005-12-18 20:46:09 | Weblog
http://www.ghibli.jp/ged_01/20making/000018.html#more
「ゲドの生き様を通して、現代社会が抱える様々な問題を鋭敏に映し出し、その向かうべき道を描き出してゆきます。」

意図してこの言葉を選んでいるのでしょうか?
そうだとすると、どうなることか先が思いやられます。

私にも思い込みがあって、必ずしも正しい意見を言っていないと
自覚していますが、やはり今回のゲド戦記には不安があります。

正直、LORの時もまともな作品になるのか危惧していたのですが、
あれは映像が秀逸でした。まぁ、オークの生い立ちが原作と違った
表現をされていたり、細かくは色々ありますが、不満はありません。

「影との戦い」は基本的に暗い話です。全編に重苦しさが漂います。
にもかかわらず、「魔法使いの学院」そこで出会う「親友」と
「ライバル」巻き起こる「事件」、キーワードを並べると
実は「ハリーポッター」と重なります。

これが一番気になるところです。気にすると違いを強調してしまい、
無視するとかぶってしまう、しかし、物語の本質は異なっている、
という難しい状況が存在しているはずです。

この物語の良さは、物事の本質を突く台詞や文章そのものにあると
思っています。それをどう映像にするのか、興味があるところです。

真の名を隠し、字で暮らし、信じられる人には本名を明かして
信頼の証とする、インターネットはアースシーだと思っていますし、
恐らくそう考える人は少なくないことでしょう。