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Mazda6の2.5Lターボと2.2Lディーゼルに試乗してみた…アテンザから変わったのか?

2020-06-06 01:29:47 | 車試乗
(PS.最初に投稿していたバージョン,
 写真を間違えてましたので,写真抜きました(謝))

そろそろスキーネタも切れつつある
今日この頃,皆様いかがお過ごしでしょうか.

今日は,かなり古いネタなのですが…
久々の車の試乗レポート.
スキーシーズンが始まる直前,
CX-30を試乗した際に一緒に試乗した,
Mazda6の試乗レポートです.
(ふ,古いネタだ…
 ちなみに,つい先日年次更改が入ったので,
 試乗したのはもう旧型になってますね)

ってことで.
アクセラがモデルチェンジして,
Mazda3になったのに続き.
アテンザも,車名をMazda6に
変えましたが…

新型アテンザ,フルモデルチェンジした
際に1回乗ったっきりで,
それ以降,年次更改を繰り返し.
昨年度のビッグマイナーチェンジで
内装・外装にかなり手が入って,
かなり熟成が進んだらしいので.
ちょっと試乗しに行ってみたのですが.
今回は,2.5Lターボと2.2Lディーゼルの
両方を試乗させてもらいました…!

試乗したのは,まず初めに2.5LターボのFFのワゴン.

乗ってみると…
内装,かなり高級感を感じますね.
ステアリング,ドアトリム,
センターコンソールと,
本革&ソフトパッド仕上げで,
最近の日本車としては,かなり
いい出来に感じます…

そして.
走り出してみると.

アクセルひと踏みのトルク感が
すごい!
おそらく,6速ATもほぼロックアップ状態を
維持したまま.
ターボラグも全く感じず.
LEVORGのFAエンジンのような,
「うぉぉ!ブーストが上がってる!」
と分かる,派手なコンプレッサー音もなく.

静粛さを保ったまま,軽やかに加速していきます.
…おそらく,加速プロファイルの伸びは
LEVORGのFA20の方がありますが.
アクセルを踏み始めてから0コンマ何秒かの
食いつき感が,Mazda6の方がいい.
…というか,LEVORGのFA20は,やっぱりターボラグが
あるので,同じアクセル開度をキープしていても,
時間遅れでトルクが増えていく感じがあるけど.
Mazda6のターボは,同じアクセル開度なら
アクセル踏み初めからトルクが出ていて,
そのあともちゃんと同じトルクをキープする感じ.

そのため,アクセル踏み始めの出だしは,
かなり気持ちいいです.
ただ,このレスポンスを出すには,
ターボのセッティングはおそらく
小型タービンでA/R小さめ,
思いっきり動圧過給の
超絶レスポンス重視型だと思うので,
FA20エンジンのように,
回していくと「おおぉ!」という
パワー感を感じる…というのではなく.
3000回転以上に回しても,
トルクの伸びがあまりない感じ.

でも.
2000回転までで驚くべきトルクがあって,
3000回転まで回す必要はほとんどないので.
年に数回しか使わないフル加速での
パワー感を求めるより,
普段使いでのトルク感,気持ちよさが
感じられる,このエンジンは
大いにありだな…
何にしろ,FA20と比べると,
アクセルに対するエンジンの
レスポンスがものすごくいいです.

で.
すごいのは.
これがレギュラーガソリン仕様!!!
ハイオクじゃありません.
レギューラガソリンでいいんです!

レギュラーガソリンターボで圧縮比10.5…
大容量のEGRクーラーを乗っけて,
むしろ高速高負荷域でガンガンEGRを
かけて,直噴と組合せて耐ノック性を
上げてるみたいですね…
(調べてみると,最大EGR量は15%くらいと,
 スバルの最大30%よりは少ないけど…
 6000RPM全負荷でEGR10%!!どんな
 大量EGR経路だ…)
スバル車は,低負荷ポンピングロスを下げる
目的でEGRを入れているので,
マツダとはEGRの目的がちょっと違いますね…

で.
足回りですが.
これは,おそらく.
Mazda3のチューニング方法と同じ
方向に調整してきている感じが…

横Gをかけてないので,路面のアンジュレーションや
段差乗り越えなどでのサスの動きしか
試せてませんが.
比較的優し目のバネレートで,
スポーティーなモデルの引き締まった
足を想像すると,予想より緩めに感じます.
段差が来る!と乗り越えた時.
予想よりショックが少なく乗り越えていく
感じ.
とはいえ,各周波数でのダンピングは
すごくしっかりしていて.
高周波も低周波もしっかりダンピングされて,
振動の収束も早いです.
乗り心地という観点では,結構いい感じ.

ただ,Mazda3の方が,足回りの
完成度が高いかな…
歩道から車道に下りるような,
段差を降りる時.
おそらく,ロールを抑えるために
ダンパーの伸び側がちょいと締めて
あるのか,Mazda3の方がショックなく
乗り越えていけます…

コーナーを攻めていないので,
横Gをかけた時の動きは分かりません.
結構車重があるのに,バネレートは
それほど高くなさそうなので,
ロールが大きめに出そうですが…
コーナーが続く道を走ってみた
かったのですが,
今回の試乗コースは街中だったのが
残念.
でも,街中を走るにはいい感じの
足でした.

ちなみに,ステアリング反力は
しっかり目だけど,自然なフィーリングで,
ブレーキフィールもいい感じ.

とりあえず,
パワーはあって,ゼロスタートでも
驚くほど気持ちよく加速するし.
スピードを出してもスピード感を
感じさせない高い安定感はあるし.
街中や高速を走るには,かなり
いい車なんじゃないでしょうか…

…お値段はそれ相応に高いですが…

ちなみに,ディーゼルも乗ってみましたが.
やっぱりMazdaのディーゼルはすごいですね.
静粛性は驚くレベル.
アイドリングストップからの再始動も,
ショック・振動なくスタートします.

味付けは2.5Lターボと似てて,
アクセルを踏んだ瞬間からドドっと
トルクが出るエンジン.
でも,出だしのレスポンスの良さは,
2.5Lガソリンターボの方が上かな.
全体的な軽快感は,2.5Lガソリンの方が
軽快に感じます…
車重はディーゼルの方が重いけど,
30~40kgしか違わないので.
そんなに差がないのですが,
ディーゼルの方が全体的に
ちょいと重めに感じます.
でも,十分以上のパワー感!

足回りのチューニングは,
2.5Lガソリンターボと
2.2Lディーゼルはほぼ同じで,
特に差は感じません…

ってなことで.
Mazda6の2.5Lガソリンターボと
2.2Lディーゼルを比べると,
ガソリンターボの方が
ずっとお値段が高いし.
燃費も,ガソリン車は10km/Lを
切ってきそうだし.
軽油の方が安いし.
2.5Lガソリンターボは,
残念ながら4WDの設定もないし…
ってことを考えると.
2.2Lディーゼルの方がお買い得かな…

ってな感じで.
お値段は高いけど,
2.2Lディーゼル,2.5Lガソリンターボともに,
驚くべきパワー感と,かなりしっかり
作りこんだ内装など.
お値段相応の価値を感じられる車でした…

Mazda6,次のモデルチェンジは2022年ごろ.
直6のFRベースとなるようですが.
お値段が60~70万円近く上がるようなので.
うーん.
そこまで高くなると,私の手には
届かない車になっちゃうなぁ…
それを考えると,今のMazda6,
意外とお買い得かも.
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