goo blog サービス終了のお知らせ 

Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

わがままな人たち

2018-03-27 23:02:20 | ひとから学ぶ

 「なぜ多い? 煽り運転のきっかけ「通せんぼ走行」 高速追い越し車線で法定速度走行はNG?」という記事が本日夕のYahoo! JAPANの記事に掲載された。冒頭「最近、問題視されている「あおり運転」。このきっかけの一つと言われるのが、高速道路の追い越し車線を後続車が来ているにもかかわらず、譲らない「通せんぼ走行」という行為です」と始まる。これを「通せんぼ走行」とは知らなかった。いわゆる追越車線をずっと走り続けて、それも法定速度程度で走り続ける車は、中央道の県内道では少ない。なぜかと言えば、走行する車両が多くなったとはいえ、やはり東名などにくらべれば車は少ない。その中で追越車線を走り続けていると、かなり危険だ。追越車線を猛スピードでやってくる車にとって、法定速度近辺で追越車線を走っていると煽られることは必死だ。そりゃそうだ、追越車線を猛スピードでやってくるような車は、追い越されるようなことを前提にしていない。前にいる車はすべて邪魔なのだ。もし記事にもあるように、「法定速度を維持していれば追い越し車線を走ってもいいだろう。抜く方が速度違反だ。譲る必要は全く無い」と、マジに考えているのなら、即刻そのような危ない運転は辞めるべきだ。もらい事故で墓穴を掘らないためにも。道路交通法 20条 1項にある「車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない」を知らない人が多いようだが、基本的に追い越しをしない限り走行車線を走るのが常識だ。にもかかわらず、低速とはいわなくても、法定速度レベルで追越車線を走り続けるほど迷惑な車はいない。もちろん今は大型車のように速度抑制装置が備わっている車は、それに近い状態で追越車線に入るため、ときには渋滞を引き起こすわけだが、あえて追越車線を走って「通せんぼ」をしようとしているわけではない。

 ということで、高速道路では、落ち着いて走るのはけっこう難しい。走行車線を100キロくらいで走っていても、勾配がきつい中央道では遅い車に追いつくし、後ろから接近されて嫌な思いもする。まさにドライバーごと考え方が違うから、自分がマイペースで走ろうと思ってもそうさせてくれない環境がある。追い越し車線に出れば、それなりに後ろからやってくる車が気になるし、それは走行車線を走っていても同じ。追越車線を人より早いスピードで走る、ただし猛スピードではない程度(人より早過ぎると追い越し車線に急に出てくる車を回避できないリスクが高まる)、このくらいが最もマイペースを保持できる環境だろうか。

 ハンドルを握ると人は変わる、この思いはいつまでたっても変わらない。今日も飯島町の国道バイパスを走っていて、後ろからやってきた軽自動車がわたしに接近する。わたしが左側に寄せて走ると、右端に寄ってまるでわたしを追い越そうというほどに接近する。このバイパス、はっきりいって軽自動車なら片側車線で追い越そうと思えばできないこともない。ようは煽りを嫌がって車線の左に寄せて走れば、右側を抜き去ることはできないことはない。何を考えているかまったくわからない、人嫌いになっても不思議ではないほど、「頭がおかしいんじゃないか」と思う人が世の中には多い。昔のようにやたら追い抜いていく車はいないが、追い抜きもしないくせに「嫌がらせか」と思うような運転を当たり前のようにする人、わがままな時代である。

コメント    この記事についてブログを書く
« 道祖神の獅子舞② | トップ | 伯耆のサイノカミから »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

ひとから学ぶ」カテゴリの最新記事