昨日利用した「農業集落境界データセット ベクトルタイル地図」の上伊那郡エリアについて民俗地図を消して「農業集落境界データセット ベクトルタイル地図」だけにして加工したものが上記に示した図面である。上伊那郡内のみ集落名も表示させた。ただし現在の下伊那郡松川町も集落名を表示させたのは、昭和の合併までは現在の松川町上片桐は上伊那郡であったため、あえて現在は下伊那郡である地域の一部も上伊那郡図に加えた(現在の町村単位のデータのため、天竜川支流の片桐松川以南の、旧下伊那郡の一部も集落名を表示している。)。集落ともなると数が多いため、集落名を表示させると重複してしまう。それを避けるために、集落名の文字を小さくしたため、ここに表示させる画像解像度では、はっきり読めるほどの大きさ、解像度で表示できないことは容赦いただきたい。
加えて長野県の全ての農業集落データを示した地図も作成してみた。こちらは集落名を表示させてここで示せる解像度ではまったく集落名は読み取れないため、それらは非表示とした。これだけ集落が細かく表示されていると、これまで作成したレイヤの中には違和感を抱く図が浮かび上がってくる。昨日示した図にある「街道」はまさにそうした例。ようは正確に線を引かないと、違いがばれてしまう。