11/23撮影 日々弱っていて心配
火曜日、いつも通りうたた寝から目を覚ますと、シロの姿が見えず、妻と息子が話をしている。「シロは?」と聞くともう寝ているという。いつもと違う光景に「どうして」と聞くと、散歩していたら急に動けなくなって以前お世話になっていた獣医に連絡をとったが連絡が取れない。そこで別の獣医を探して診てもらったという。心臓が弱くなっていて、肺水腫にかかっているという。ずっと元気だったので、ふだん気にかけていなかった。もう11歳だから、健康には気をつけなくてはいけなかったのだろうが、元気だったからまったく意に介していなかった。気がつかないうちに異変が訪れていたというわけだ。
肺水腫は犬の病としてはふつうにある病だという。意に介していなかったから、犬をこれまでにも飼っていた我が家では初耳だった。「心臓病になっても、かなり重症になるまでなかなか症状は出ない」らしい。心臓病が進んで肺血管の血圧が上がってくると、血液中の水分が肺の中にしみ出していき、肺の中に水が入った状態になって肺水腫になるという。こうなると肺の中の水を抜いてあげないといけない。ということで投薬によって治療、ということになったが、どうもシロの呼吸がおかしい。翌一昨日の朝も元気がなく心配だったのだが、この日帰宅すると珍しく家に明かりが点いている。わたしも会社からすぐに帰宅できるほど余裕はなく、いつも午後8時過ぎの帰宅だが、この日は7時代と少し早めだったのに明かりが・・・。妻の帰宅はいつも午後9時ころのはず。不思議に思って家に入ると、妻だけが・・・。聞くと「入院した」という。あまりに様子がおかしい上に、獣医さんが明日は休みだと聞いて急遽夕方獣医さんに寄ったという。処置を受けている最中、抱いていたシロが白目になって呼吸が止ったような状態になったので、酸素室に入って治療を受けところ息を取り戻したという。妻に言わせると「シロは一度死んだのかも」という。この日(一昨日)獣医さんに行かなかったら、もうシロとは会えなかったのかもしれない。いいや、獣医さんのところで危機的状態に陥ったところをみれば、昨日、あるいは今日はお葬式だったところだ。
とはいえ、危篤状態からの入院だったので、獣医さんからいつ連絡があるかと、妻は常に携帯を近くに置いていたほど。心配でならなかったのだが、今日帰るとやはり家には明かりが点り、サンルームにシロの姿が。「生きてて良かった」と本音で思った。急だったから、このままさよならでは悔やまれてならない。情報によれば「命の危険のある病態ですから緊急で動物病院の受診をしましょう。入院中に亡くなってしまったり、また重度であれば予後は1年い」かないという。平均余命8ヶ月あるいは9ヶ月とも。
水を摂ると肺に水がたまりやすいということで、1日に飲める水の量が決められた。薬を服用しているせいなのだろう、水を飲みたくてしょうがないシロが、水を求めて空になった餌の器をいつまでも舐めまくっている。さらにサンルームや家の中でも水を探してうろうろ。かわいそうなほど必死だ。すっかり様子が変わってしまったが、なにより家に帰ってこれたことが今は救いだ。
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