Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

キスゲを残して草を刈った

2024-07-20 23:28:15 | 農村環境

7月20日 PM7:20撮影

 夏至を過ぎてもう1か月。どことなく日が暮れるのが早くなり、少し前にくらべるとこの時間は既にだいぶ暗い。午後7時半前。ため池の土手にキスゲが咲いていた。というより、今日はため池周囲の草を刈った。そして土手に咲いていたキスゲだけ刈らずに残した。来週一斉のため池の草刈があるというが、あえて残したキスゲが刈られてしまわないか心配だ。おそらく草の中にあれば刈られてしまうため、キスゲの周りだけ草を刈った。わたしの意図的な草刈である。

 家の近くの「花いっぱい運動」で植えられた花が咲いている。毎年同じ畑を借りて運動が実施されているが、もうじき草取り作業がある。そのせいだろうか、きっと少し前に撒かれた除草剤が効き始めたのだろう、花の周囲の雑草が少し茶色くなりつつある。昨年はこの時期の草取りは大変だった。そのこともあって除草剤が撒かれたのだろうが、今年の草の伸び具合から察すると、除草剤も何度目かの対応に見られる。「花いっぱい運動」は各地で行われているが、除草管理は保補助金を出している自治体のお約束だ。もちろん自治体によってその対応は異なるが、除草剤による除草対応はどうだろう。あちこち補助金を出している自治体の交付要綱のようなものを調べてみたが、さすがに「除草剤はつかわないこと」などという約束はない。したがってけして悪くは無いのだが、果たして除草剤による除草は適当なのか。例えば公園管理の基本事項として除草剤は使用しない、というのが一般的だ。なぜかといえば、公園には様々な人々が集う。子どもたちにとって良好とは言えないから、学校でも使用しないところが多い。ようは「花いっぱい運動」の主旨と絡んでくるのだろうが、そもそも除草作業も、役員だけでやれば良いというものではなく、活動の主旨では賛同する者が参加して実施すること。従って子ども達だって参加可能だし、様々な方たちが参加する可能性はある。そうした主旨から捉えれば、やはり除草剤は適していない。もちろん、だからとっいって役員以外の人が加わることはない。しかし、繰り返すが、下段は公民館役員のためにあるわけでもなく、また、道を通る人たちに見せるだけのものでもない。除草剤を撒いて管理するくらいなら、そもそも「花いっぱい運動」そのものを辞めれば良いだけのこと。手が掛かるからという理由だけで、作業軽減を望むのなら、そもそもの主旨に戻り、廃止すれば良いだけのことではないか、とわたし的には思う。

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