Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

オールシーズンタイヤ

2018-10-08 23:11:37 | つぶやき

 10月半ばになっても、なかなか天候が安定しない。稲は刈ったものの、脱穀の時期を逸しそうなほど、天候は不安定だ。そう遠くなく、冬も訪れそうだが、暑かった真夏に気になっていたことがある。会社へ向かう途中に、いくつかの駐車場がある。通勤者が駐める車が多く、けして車を動かすのが希だというわけではない。なかなかスタッドレスタイヤから夏タイヤに換えないなー、と思っているうちに、次のシーズンがやってくる。そもそも真夏になっても換えないので、このままずっと換えないのだろうとは思っていたが、ケースによってはよくある話だ。春になって、スタッドレスタイヤが磨り減っていたこともあって、妻の車もスタッドレスのまま履き替えなかった。とはいえ、それは次シーズンにはスタッドレスを買い換えようと考えてのこと。気になっていた車は、まだ真新しそうなスタッドレスタイヤだった。なぜ夏タイヤに換えないのか、そう思ったもので、そうした車は複数台見られた。

 夏タイヤに比較するとスタッドレスタイヤの方が同じ程度のタイヤなら高額になる。ようはスタッドレスを夏も利用するのは「もったいない」というわけだ。加えてスタッドレスはゴムそのものが柔らかいから、高温の夏はより一層摩耗が激しいだろう。さらに凍結路面用だから、制動という面でも、夏タイヤより悪い。ようはスタッドレスタイヤを夏に利用するのは、安全面でもリスクが高い。もっと言えば、ドライバーはこ存じの通り、夏タイヤとスタッドレスタイヤでは、後者の方が燃費は悪い。何もメリットはないはずなのだが、それでもスタッドレスを履いているのである。わたしなどは冬でも良い天候が続けば、「スタッドレスを脱ごうか」と思うほどなのに、クソ暑い真夏にスタッドレスを履くなどというのは、信じられない話。日々、その車の前を通るたびに、そう思っていたものだが、そうこうしているうちに次シーズンが近くなった。この車のドライバーにとっては、スタッドレスタイヤがオールシーズンタイヤなのだろう。

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