これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

北の核実験と韓国の衛星打ち上げ、米中露の手の上で踊る韓国、将棋の駒“歩”にすぎない

2013-02-02 | 安全保障

韓国衛星、北の反発は必至…核実験の口実にも
  
【ソウル=門間順平】韓国の人工衛星打ち上げ成功に、北朝鮮が反発するのは必至だ。

 北朝鮮は、長距離弾道ミサイル発射を「人工衛星」打ち上げと主張し、国際社会が韓国の打ち上げを認めるのは「二重基準」と批判しており、3回目の核実験に向けての新たな口実とする可能性がある。
 韓国の衛星打ち上げを控えた27日、北朝鮮の朝鮮中央放送は、「自主的な衛星打ち上げ」が米国などによる「敵対措置の対象」となるのに対し、「大国の力を借りた」韓国の場合は「正々堂々」としたものと評価されると強く批判した。
 その上で、こうした「極端な状態」は「もはや耐え難い」とし、実施を警告している3回目の核実験を「民心の要求」と強調している。
               (2013年1月31日13時49分  読売新聞)

        
少しはメンツも保てたか、よかったね
 
                  2013年1月31日(木曜日)読売新聞朝刊2面

北朝鮮、核実験へ加速か…放射線観測装置を搬入  
 
 【ソウル=門間順平】韓国政府当局者は31日、北朝鮮が北東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場に、核爆弾の爆発後に漏れ出す放射線の観測装置を搬入したとみられることを明らかにした。

 また聯合ニュースは韓米情報当局筋の話として、起爆装置を遠隔操作して爆発させる「指揮統制車」と類似した車両が実験場周辺で見られ、確認中と伝えた。いずれの兆候も事実とすれば、北朝鮮が実施を警告している3回目の核実験に向け、動きが加速していることになる。
 韓国政府当局者によると、韓国軍は北朝鮮との軍事境界線に近い前線部隊の警戒態勢を1段階上げ、監視を強めている。
               (2013年1月31日23時12分  読売新聞)

北の核・ミサイル、国防次官補「米国の脅威」
 
 マーク・リッパート米国防次官補は1日、都内で読売新聞などと懇談し、北朝鮮の弾道ミサイルと核開発の現状について、「米国の本土に対する極めて深刻な脅威だと受けとめている」との認識を示した。

 次官補は理由として、「技術的課題はまだあるが、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する潜在能力を持つ」と説明した。日韓間で締結が延期されている軍事機密情報を交換するための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「利点を(日韓の)政治指導者に理解してもらえるよう努力する」と述べ、協定締結の重要性を強調した。
              (2013年2月2日08時56分  読売新聞) 
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【関連記事】 脅威は北朝鮮の“人工衛星”だけか!米ロ中の核・ミサイル、核不拡散条約も脅威ではないのか!2012-12-14 09:59:05 
 
米中露の手の上で踊る韓国、将棋の駒“歩”にすぎない
  昨年12月12日、北朝鮮は長距離ロケット「銀河3号」の打ち上げに成功した。
北朝鮮の「銀河3号打ち上げの目的は高度300キロ前後の低軌道に衛星を乗せるという点で、1月30日、韓国が打ち上げに成功したロケット「羅老(ナロ)」と変わらないが、北朝鮮は自力開発であったの対し、韓国ロケットの1段目はロシア製であるから、技術的には北朝鮮の方が上のようだ。
 ロシアは、北朝鮮が衛星を打ち上げ、日本が偵察衛星を打ち上げた直後であるから、核実験実施の姿勢見せている北朝鮮を牽制するとともに、日本に対抗心を持つ韓国の歓心を買い韓国のメンツを立てるよう、“少しばかり”手助けしたのであろう。 北朝鮮情勢によっては、3度目も打ち上げ失敗であったかもしれない。
 ロシアは韓国に対する技術協力により韓国のロケット開発をモニターできる。また、北朝鮮を牽制するとともに、北朝鮮の衛星打ち上げ後であるので、北朝鮮の立場に一定の配慮を見せたことを北朝鮮にアピールすることも可能である。
 
韓国は、今回の衛星打ち上げ成功で一応、メンツを保ったような”錯覚”を持つことができた。韓国は北方領土の共同開発や北極海航路開拓、北極海の資源開発のためロシアへの接近を従来以上に強めることになるのではないかと観察される。

 韓国の衛星打ち上げは中国、米国も注目しているであろうが、北朝鮮のロケットには中国製の部品が使用されていたことから、中朝は裏でつながっているのであろう。米国は中国の属国になりつつある韓国にロケット技術を供与しないので、韓国はロシアに打ち上げを助けてもらった。ロシアは米中の暗黙の合意の下、韓国の衛星を打ち上げに協力しているのであろう。しかも、韓国にカネを出させ新型の1段目のロケットの開発に成功したようなものだ。衛星を打ち上げて喜ぶ韓国はおめでたい!
 
 北朝鮮に対する制裁をめぐって各国が協議している時期であり、米中露の3カ国が核・ミサイル大国が世界の秩序を維持することでは利害が一致しているので、 “韓国はよくて、北朝鮮はだめ” という状況になっている。

 また、米中露3カ国は、朝鮮半島が南北和解、統一か、併合かわからないが、南北朝鮮の対立が解消した後の朝鮮半島統一、特に北朝鮮の再建・開発に日本からカネを引き出させるため韓国を利用できるので、羅老ロケット”程度”のものを韓国に持たせたようなものである。ちなみに軍慰安婦問題では、米中、南北朝鮮の足並が揃っていることに注意しなければならない。 
 自力で衛星を打ち上げられない韓国は、ロシア、そして米中にとっては将棋の“歩”に過ぎない。

 北朝鮮やイランの肩を持つものではないが、米中露の3カ国が手前勝手な核・ミサイル戦略を展開していることが、これらの国に対する不信感を持つ国の核開発の誘因になっていることも否定できない。
 日本は、米中露から、一歩距離をとって、北朝鮮の核・ミサイル開発をとらえねばならない。



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