これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

日本維新の会の橋下徹、「辺野古でいい」とはペテン師か変節か、「自立した日本」とは程遠い米国の代弁者

2012-10-14 | 安全保障

普天間で橋下氏変節?「関空」から「辺野古」に
 新党・日本維新の会代表の橋下徹大阪市長が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「辺野古(同県名護市)以外の案は頭にない」と表明し、波紋を広げている。


 大阪府知事時代には関西空港での受け入れに言及するなど沖縄の負担軽減を訴えてきただけに、沖縄の地元メディアは「変節だ」と批判し、維新の会幹部からも「代表の個人的な意見にすぎない」と戸惑う声が出ている。

 「代替案がなければ辺野古しかない」。橋下氏から辺野古案が飛び出したのは9月23日、維新の会が大阪市内で開いた公開討論会でのことだ。「内政問題と外交は別だ。政治家がいい格好をして、簡単に今までやってきたことを変えるわけにはいかない」とも述べ、普天間返還を巡る日米合意の重要性を強調した。

 沖縄県内からは、すぐさま反発が上がった。

 地元紙の琉球新報は2日後の社説で「変節以外何物でもなく、国民の誤った認識を助長しかねない」と非難。沖縄タイムスも「府知事時代、普天間の県外移設に理解を示していたのは単なるパフォーマンスということなのか」と疑問を呈する社説を掲載した。

 橋下氏が初めて普天間問題に言及したのは2009年11月。当時は鳩山首相が「最低でも県外」と打ち出した直後で、「国から提案があれば議論を一切拒否するわけにはいかない」と述べ、関空での基地受け入れの可能性に言及した。

 その後も、「大阪は基地を負担していないので、真っ先に汗をかかなければいけない」などと発言し、沖縄の負担軽減に前向きな姿勢を示し、府庁には沖縄の地元紙記者が相次ぎ取材に訪れた。

 それだけに、今回の辺野古案言及を「裏切り」と受け止める関係者は多い。関空受け入れ発言の直後、橋下氏と会談した當間盛夫・沖縄県議は「寝耳に水の発言だ。橋下さんは『沖縄県民の思いをくむ』と言ってくれていたのに」と憤る。

  こうした沖縄サイドの反応に、橋下氏は12日、市役所で記者団に対し、「関空と大阪(伊丹)空港が(7月に)経営統合し、状況が変わった」と説明。「沖縄では無理だとみんな言うが、代替施設の具体案が見えないと、行政や政治の責任者としてかじを切れない」と改めて強調した。 
                  (2012年10月13日09時13分  読売新聞) 

「日本維新の会」の目指す国家像はあいまい、自立する国家とは? 
 「
維新八策」に具体的な国家像がないからカメレオンのように変節しているように感じられる。橋下は、変節、豹変しながら「八策」を考えているのだろう。

 「維新八策」の国家像は次のようになっている。

「大阪維新の会の理念は、個人の自由な選択と多様な価値観を認め合う社会を前提に、
 ・自立する個人 ・自立する地域 ・自立する国家  を実現することです。
 そのためには、国民全員に開かれた機会の平等を出発点として自助、共助、公助の範囲と役割を明確にすること、公助から既得権を排し真の弱者支援に徹すること、そして現役世代を活性化し、世代間の協力関係を再構築することが必要です。

 今の日本を覆う閉塞感を克服し、国民の希望を取り戻すには、国からの上意下達ではなく、地域や個人の創意工夫によって社会全体を活性化し、グローバルな競争力を持つ経済を再構築する必要があります。そのためには国民の総努力が必要です。」  となっている。 
  「八策」の看板である「目指す国家像」では、「自立する個人」といって、国や自治体に頼らずに自己責任でと強調している。社会保障費は「合理化・効率化」の名で削減、生活保護は「有期制」、雇用も「解雇規制の緩和」など新自由主義路線をとっている。「自立する地域」でも自治体に競争原理を持ち込み、破綻した自治体を整理し、「道州制」を目指している。これは財界が主導してきた国づくりと方向が一致している。

 また、「自立する国家」とはどのような国家をいうのだろうか。経済的な自立、これはありえない。軍事的な自立、これも無理である。経済的、軍事的に自立ができなければ政治的な自立もありえない。「維新八策」の「自立する国家」とは一体どのような日本なのだろうか。夢想したことをただ列挙しただけのようだ。

 橋下は人気を維持するため適当に“打ち上げ花火”を上げ、試行錯誤を繰り返しつつ国家像を考えるのだろう。「維新八策」の 「7.外交・防衛~主権・平和・国益を守る万全の備えを~」 に関する政策も項目を列挙しただけで中身が決まっていないから、「普天間」が「関空」になろうが、また「普天間」に変わろうとどうでもいいのだ。変幻自在、変節しながらこれから安全保障に関する政策を決めているのだろう。いい加減でないとタレントは務まらないのから、橋下も、彼が目指す政治も所詮、その程度だ。

(参照)
橋下維新 国政進出、「八策」は ”新聞見出しの列挙”の如し 、TPP推進するも農業政策一切なし  2012-09-09 10:50:00  

「維新八策」は“自立”と無縁、既成勢力のいいとこ取りと米国べったり  
  橋下は政治家ではフリーな立場から尖閣諸島や竹島など領土問題や従軍慰安婦などで政府や既成政党とまったく異なったことを発言しているが、国会議員になったあとの議論をリードする狙いがあって発言しているのか、または既存の勢力が世論の反応をみるため橋本に“観測気球”を上げさせているのか、外交、内政とも閉塞感に覆われた窮状を打破するための言動なのであろ気球をあげながら「維新八策」の中身を模索しているのだろう。


 「維新八策」で多数列挙し政策は、政府、与野党、財界および世論などを意識し、勢力を伸張させるためそれら勢力に受けのいいことを採り“ホッチキス”しただけである。「維新八策」の政策はどれも項目のみで中身が決まっていないから、試行錯誤を経てこれから決める段階である。橋本は言動は豹変し変節と受け取られがちであるが、米国べったり、従順であることでは一貫している。

 「日本維新の会」に入る条件はTPPを認めることが前提となっている、普天間基地の移設先は関空でも沖縄でよく、夏場の電力消費のピーク期が終わり秋になったが原発の再稼動もOK、憲法9条は変更せずと、どれも米国の言い分を代弁している。米国べったりのためマスコミがタレント紛いの政治家・橋下をヨイショしている。 橋下徹は、“自立した日本”には相応しくない人物である。 

(参照)橋下維新へ議員が靡く、維新八策はTPPの”毒素”条項丸呑み、日本はアメリカ企業の植民地となる! (2012-09-08 19:00:00 

(参照)橋下大阪市長、倒閣発言撤回、「停電の恐れに『おじけづいた』」と言うのなら国政を担うには10年早い! (2012-06-09 17:19:42 

(参照)
竹中平蔵がべた褒めの橋下市長、曖昧公約の「維新八策」に米国も大喜び、マスコミが煽て人気沸騰か! 2012-09-01 16:54:47





ブログランキングへ
        

             


   


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 尖閣諸島より欲しい沖縄 中... | トップ | “勇ましい”自衛隊は離島奪還... »
最新の画像もっと見る

安全保障」カテゴリの最新記事