これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

ルース米大使 平和式典出席、アフガンで米の敗北必至 (再掲)

2021-09-10 | 安全保障

ルース大使の平和記念式出席
    アメリカ務省が発表
 アメリカ務省のクローリー次官補(広報担当)は28日の記者会見で、ルース駐日アメリカ大使が8月6日に広島市で開かれる平和記念式に出席すると発表した。
 クローリー氏は、ルース大使の訪問の目的について「第2次大戦のすべての犠牲者への敬意を表明するため」と述べた。
 これに関連し、同省高官は同日、ルース氏が今回の訪問で、原爆投下について日本側に謝罪する考えはないことを明らかにした。
        以上、朝日新聞2010年7月29日12時26分

  

世界”の戦争犠牲者に敬意を示す
 ”すべての犠牲者”とは
 「日本との戦争による犠牲者がいるのだ!」ということか。

             

 「嗚呼、東京大空襲 朋よやすらかに」
 1945年3月10日午前0時から約2時間半、米軍B29、約330機が墨田、江東、台東の3区等を焼夷弾で爆撃、消失家屋約23万戸、死者約10万人、実態不明。日本軍の真珠湾攻撃は軍事目標に対する純軍事行動である。
 民間人に対する大量殺戮は、重大な戦争犯罪、赦すべきではない。
当時のアメリカの大統領や空襲を指揮命令した軍人は戦争犯罪人である。
アメリカはダンマリを決め込んでいる

       

 
東京大空襲の碑から見たスカイツリー
 今年の4月4日撮影、スカイツリーの高さ約308m。
墨田公園からスカイツリーの一帯は東京大空襲で焼け野原になった。
墨田川には死体累々、阿鼻叫喚・・・・・・・・。
碑の脇の看板を読むと凄惨な状況が想像できる。
大阪の大空襲、長崎の原爆などなどアメリカは人命・人権もへったくれもない、殺人に奔走した。

        
      アメリカは勝てば官軍、勝手な論理で動いている。 

  アメリカは人を殺すために原爆を投下した
      民間人の大量殺戮=戦争犯罪!
 

         
         被爆直後の広島 爆心地の惨状                   
       日本軍は真珠湾の軍艦を攻撃した=純軍事行動 
 
(参考)
台湾船舶の背景にあるもの、アメリカの裏切り、日本は日米安保失効後の覚悟があるか! 2009年06月21日

 ルース大使は平和記念式典へ出席し、”核ゼロ”を目指すアメリカの姿勢をアピールする。
オバマ大統領が次期大統領選で再選される見込みもない。真夏の夜空に瞬く一発の打ち上げ花火のようなものだ。 

(参考)
広島の平和式典に米英仏が参加表明、だが加害者側がノーベル賞をもらった広島の平和運動は擬物だ!(2010-07-28 )
 
 


アメリカの敗北必至

 戦争の「大義」の崩壊、指揮の混乱
   アフガン政権の腐敗と民心の離反
「ウィキーリーク」が最近公開したアフガニスタンで行っている「対テロ戦争」に関する機密文書約9万2000点が波紋を拡げている。
 対テロ戦争をめぐっては西欧では戦争直後、大規模なテロ事件があったスペインだけでなくたの英国、ドイツなど他の派遣国にも拡がっていたが、アメリカ国内でも「厭戦ムード」が拡がりつつある。
米議会ではアフガン・イラク戦費を含む補正予算もでかろうじて賛成多数で可決される有様である。

 公開された情報の中には、「同士討ち」の事例、米軍が民間人を対象に攻撃した事例、フランス軍による満員のバスに対する機銃掃射、ポーランド軍によるある村落に対する迫撃砲による報復攻撃により妊娠中の女性を含む結婚式の出席者が死亡した事例などが含まれている。
 アフガン駐留軍の6月の月間の死傷者数は2001年に米英軍が進攻して以来、初めて100人を超え戦況は厳しさを増している。戦場において兵士は自己の命をかけて戦わなければならない。
兵士が己の命を賭けるに値する「大義」・・・・・・士気の根本をなすよりどころ・・・・・・に疑問を抱けば、戦闘集団が精強さを失うのは時間の問題である。
 アフガン戦争の「負の真実」が暴露されたことによりオバマ政権にとって痛手となる。
本国におけるこのようなムードはアフガン派遣兵士の士気にボディーブローのようにジワリジワリ作用する。

 更に7月4日、アフガニスタン駐留米軍の司令官がスタンリー・マクリスタル将軍から、ぺトレイアス将軍に交代した。
更迭されたマクリスタル前司令官は「大統領のアフガン戦略を遂行するのに最適の人材」として就任した人物であるが、戦況が一向に好転しない情勢を背景に増派を渋る大統領や副大統領及び大統領の側近を批判したため更迭された。

 司令官のこの種の理由による更迭は、夏以降に実施される南部カンダハル攻略作戦に悪影響を及ぼすことは避けられない。
現地部隊と本国政府との戦場認識の不一致は、大統領の円滑な戦争指導と軍の精強性を阻害する。 

 更にアメリカにとって不利なことは、支援対象のアフガニスタン政府が汚職まみれであることである。
アフガニスタン政府を支援すればするほど、駐留外国軍による民間人に対する誤爆・誤射による犠牲者の発生と相俟ってアフガニスタンの民心が離反する。
小売業における賄賂の総額は約25億ドル(約2170億円)、賄賂を求めるトップ3は警察官、公務員、裁判官である。
このような腐敗したカルザイ政権を支援すればするほど、反米勢力が増殖する。
アフガンに派遣された兵士の戦意を低下させる要因が多くなっている。 

 オバマ大統領は、イラクやアフガニスタンから米軍撤退の時期を明示している。
戦争の帰趨がハッキリしないうちに撤退を言いだすのは、半ば敗北したのと同じである。
撤退の時期が迫れば迫るほど、戦場の兵士は命を賭けて戦うよりも生きて帰還したいという本能に目覚める。

これに対するイラクやアフガニスタンの反米勢力は、米軍が撤退する日まで持久戦を展開するだけでいい。
アメリカに敵対する勢力は、米軍の撤退=勝利への確信を強めることになる。
アフガニスタンの状況は、ベトナム戦争末期の崩壊前の南ベトナムと同じ様相を呈してきた。
アメリカの勝利や名誉ある撤退が保障される状況にない。
否、アメリカは敗北に近い形での撤退に追い込まれそうである。 

アメリカのアフガン撤退にともない
  アラブ反米国家による脅威の増大 
 7月20日、アフガニスタン支援国会議が首都カブールで厳戒下で開催された。
そこで、2014年末までに駐留外国軍に頼っているアフガン全土の治安維持をアフガン政府が担うことになった。
オバマ政権は米軍撤退の時期を明示している。
 撤退の時期が迫るにつれ、反政府テロ組織側の士気はに高揚する。
アラブ反米勢力の反政府勢力に対する支援も強まるだろう。

 ウィキーリークが公開したアフガニスタン戦争に関する機密文書は、パキスタンの情報機関がタリバンを支援していることを明らかにした。
イラン、イラクも反米的姿勢を強めつつある。
中東アラブの盟主と自認しているトルコはイスラエルとのパレスチナ支援船を巡る対立から反イスラエル、アラブ回帰の姿勢を強めている。
アメリカがイラク、アフガニスタンから撤退した後は、アラブ世界は反米国家や勢力が力を伸展させる。
アメリカにとって脅威は減少するどころか増加する可能性がある。
アメリカは、相当の期間、核兵器の高性能化を図りつつ弾頭を減少させる一方、核戦力の統合化による総合的な戦力の向上を図るというのが採る道だろう。

    核廃絶を目指す一方、核戦力増強を図る
     
         
 冷戦が終わってもアメリカ及びその同盟国を脅かす脅威に立ち向かうための核兵器の存在意義は不変としてルイジアナ州のバークスデール空軍基地に新設された「地球規模攻撃軍団」が今年2月本格始動した。
 軍団創設で核戦力の効率的な運用ができるようになり、ロシアや中国だけでなく北朝鮮やイランなどを含む多様な脅威に対処することが可能になった。
 核廃絶を目指す一方、核戦力増強を図る。これがアメリカの現実だ。

マッチポンプを演じるアメリカ
 アメリカが最初に原爆を作り使用した。
核兵器を使用した唯一の国がアメリカ。アメリカと対立していたソ連が保有し、イギリスも保有した。
米ソを信頼しない中国とフランスも核を保有した。いつの間にか米英の支援を受けたイスラエルが保有した。中国と対立するインドが、インドと対立しアメリアを信用しないパキスタン、アメリカと対立する北朝鮮とイランが核を保有した。
 これら各国が核を保有した背景にあるものは、アメリカに対する不信やアメリカがもたらす脅威である。
核兵器拡散の元凶はアメリカである。

(参考)
「核の傘」は“幻想”だ、日本は自国防衛のため何をするというのだ 2009年07月20日

  アメリカは核拡散の元凶だ! 
 アメリカは他の核保有国より一桁も、二桁も多くの核弾頭を保有している。
他国に核削減を迫る前に自国の核を大幅に削減すべきだ。

      

 オバマ大統領の“核ゼロ”を目指す訴えは、真夏の夜空に瞬く一発の打ち上げ花火である。
アメリカは、マッチポンプを演じているように見える。ルース駐日大使が広島の平和記念式典に出席することになった。
それも「第二次世界大戦の全ての戦争犠牲者に敬意を示すため」で、広島・長崎の犠牲者だけのためではない。
であるならば広島・長崎以外の地で「敬意を示す」ことができる。
マッチポンプの限界である。 



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