鳩山首相、29日に拉致被害者家族と面会
平野官房長官は28日の記者会見で、鳩山首相が29日に拉致被害者家族と面会することを明らかにした。平野長官は「(拉致問題に)鳩山政権としてもしっかり全力で取り組むということをお伝えしたい」と語った。
(2009年9月28日18時22分 読売新聞)
民主党は、マニフェストで「拉致問題はわが国に対する主権侵害かつ重大な人権侵害であり、国の責任において解決にお全力を尽くす」と謳っている。中井議員を国家公安委員長兼拉致担当に任命したことなど拉致問題解決に向けて着実にその一歩を進めているようだ。
拉致議連も様変わり
自民党の“大物”や幹事長の西村氏ら落選
超党派で作る「拉致議連」のメンバーのうち、議連の前会長だった中川昭一氏や笹川尭氏、など間題の早期解決を政府に働きかけていた自民党の"大物"や幹事長の西村裏悟氏(改革クラブ)が、今回の選挙で軒並み落選した。拉致間題担当の首相補佐官として家族が信頼を寄せる中山恭子参院議員も新政権誕生で辞任した。
泣致被害者家族会などが9月3日、東京・永田町で開いた緊急集会で、メンバーの安倍元首相は、約500人の参加者の前で中井治衆院議員(民主党)を見ながら、「今度は中井さんたちが責任ある立場。担当大臣や補佐官になることを切に希望する。信頼する中井さんたちに頑張ってもらいたい」と訴えた。
これに応えて拉致議連の会長代行の中井議員は、「期待を裏切らないよう新政権のもとで頑張る」と語り、民主党も粒致問題に力を入れることをアピールしていた。北朝鮮による拉致問題にどう取り組むのか、粒致被書者の家族は注視している。
中井洽議員
「鳩山新内閣発足 再び大臣に!」
高橋参議員より藤田・金森2人の新議員と一緒に登院をという要請があり、国会正面で待ち合わせて岡田さんを除く5人で登院した。来客やマスコミの皆さんの応接に忙殺された。皆、御祝いや間違い無いでしょうと言ってくれるが、午後が発表解禁と言われているので、前日に引き続き申し訳ないようなやりとりで過ごした。
代議士会。従来、自民党の使っていた部屋に引っ越したが超満員の国会議員、凄まじい数だなと改めて選挙で勝った実感が沸いた。13時からの本会議では、議場の正面に向かって左側、一番奥の席に座った。隣りは小沢さん、その隣りは羽田さん、そして渡部恒三さんの4人だ。小沢さんと「本当にやったな。長かったな!」こんな大転換を目の前にするとは有難い事だと語り合った。
議長、副議長の選挙を終えていよいよ総理の投票。お身体の悪い羽田元総理の手を引きながら(羽田内閣の法務大臣)鳩山由紀夫と書いた札を投票した。 33年前、34歳で初当選の時は議場の右端、一番前に座った。小沢さんも40年前、一番前の席だったと言っていた。開票の結果、与党側漏れなく鳩山さんに投票し、圧倒的多数で総理に当選された。一瞬、思い万感に迫るものがあった。遂に政権交代を成し遂げた。ただただ、国民の皆さんに感謝すると共に、ご期待に応える責任の重さも感じた。
本会議終了後、部屋で待機していたら官邸秘書官から連絡があり、「総理がお呼びですので大至急官邸へお越し下さい」との事。官邸へ入り、総理から国家公安委員長兼拉致問題担当大臣としての指示書を貰った。小沢幹事長、社民党、国民新党の幹事長も同席であった。 その後、一度部屋に戻りモーニングに着替え、官邸に集合後、宮中へ向かった。
宮中で天皇陛下の御前で国務大臣に任命の御名御璽の証を貰い、陛下からの御詞を頂き退室。15年前の認証式の事を本当に懐かしく思い出した。全員揃っての認証式。又、新たな感慨と喜びだった。官邸へ帰り、初閣議。新しい官邸には全く初めてと言っていい位で、古い官邸と様変わりをしていたのには驚いた。
閣議終了後、恒例の写真撮影。マスコミの人数の多さに改めて政権、内閣の一員の実感を味わった。終わって記者会見。秘書官が23時半位には終わりそうですから、その後、国家公安委員長室へ初登庁し、幹部に会い、記者会見をと言ってくれたが、官邸での初記者会見が遅れる事と、夜中まで幹部を待たせてはいけないと思い、翌る日に回してもらった。何と僕の番がまわってきたのは1時半。全く非常識な時間の会見になってしまった。先に会見をした人達が皆、意気込みが凄すぎて制限時間を全く無視するからこんな事になったのだ。怒っていたが我慢して、あっさりと会見を終え夜中の2時過ぎ、宿舎へ帰った。
洽聞通信 「私の日記編」(2009年9月25日付)から引用
中井国家公安委員長(拉致問題担当)
抱負を語る、「北への圧力強める」
●北朝鮮に対して対話と圧力という従来の基本姿勢は継承するのか。
「今の状況で北朝鮮と話し合うつもりはない。まずは圧力を強める。拉致問題は国家の主権にかかわる問題で、この問題を放置して外交交渉、経済援助はないというのが私の思いだ。米国で、この問題に関心が高いのは、横田めぐみさんのこ両親の姿に心を打たれた人が多いためで、日本政府としての発信力は弱かった。鳩山内閣は、国際社会に対し、拉致問題について積極的に情報発信をする必要がある。党内にも色々な人がいるが、政府としての姿勢は私がきちっと決める」
●国家公安委員長が拉致間題担当を兼務するのは初めてだが。
「北朝鮮に強い姿勢を示す意義はある。実際の拉致被害者は政府認定の17人のほかに何十人といる可能性がある。政府がなぜ認定できないのか説明を受け、認定を増やすため、できることがあればお願いする」
●時間が経過し、国内捜査だけでは限界がある。
「従来以上に海外の当局と情報交換をしていく。北朝鮮の朝鮮労働党元書記で、韓国に亡命した黄長樺氏を国会に参考人招致することも考えている。多数の拉致被害者や脱北者がいる輯国政府には、共同で対処しようと呼びかけたい」
読売新聞9月24日朝刊「こう変わる」から引用
親中反米とアメリカが受け止めると
足を掬われないか
鳩山首相は「私の政治哲学」(2009年8月10日)盛んに東アジア共同体を語り、「軍事力増強問題、領土問題など地域的統合を阻害している諸問題は、それ自体を日中、日韓などの二国間で交渉しても解決不能なものなのであり、二国間で話し合おうとすればするほど双方の国民感情を刺激し、ナショナリズムの激化を招きかねない。地域的統合を阻害している問題は、じつは地域的統合の度合いを進める中でしか解決しないという逆説に立っている。たとえば地域的統合が領土問題を風化させる のはEUの経験で明らかなところだ。」といっているが、東アジアの安定は、地球規模の安定があってこそ成り立つのではないか。ヨーロッパ各国と違い、国・民族の体質、政治理念が極端に異なっている日中、韓国、台湾、朝鮮半島の統合は、理想論の域を出ない。
鳩山首相の思考は、地球規模の範囲を顧慮せず極東アジアに偏重している。これが、海賊対処やアフガニスタンのテロ対策についての柔軟な対応を縛っていないか。
いまや経済的に衰退しドルの暴落も懸念されるアメリカは、東アジアの覇権を中国に委ね、ユーラシア大陸の安定を東アジアの6カ国協議、上海機構、NATOの3つの地域安保体制で世界の安定した秩序の構築を模索・・・・・アメリカ民主党の顧問であるブレジンスキーの考え方に顕著である・・・・・している。このアメリカの考え方は、地球規模の覇権大国を志向している中国の考えにも一脈通じるものがある。
日中、韓国、台湾、朝鮮半島だけの東アジア共同体の構築は良いとしても、東アジア以外の地域の安定した秩序をいかに醸成するかという戦略が無く、性急に「東アジア共同体」の構築を進めると、アメリカは、反米で中国へ傾斜する日本と受け止めるであろう。しいては、アメリカに足を掬われないとも限らない。また老獪な中国は“ウブ”な鳩山首相を篭絡するだろうし、首相の構想は挫折することがないか懸念される。
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