これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

中国の心理戦・世論戦に応えるマスコミの中国船の尖閣領海侵入報道、中国の“浸蝕”で“腐蝕”が顕著

2013-07-08 | 沖縄・尖閣諸島

【首相の一日】7月7日(日)2013年7月8日 東京新聞の紙面から
  【午前】7時3分、東京・台場のフジテレビ。38分、報道番組に出演。8時45分、東京・紀尾井町のNHK千代田放送会館。9時、討論番組に出演。10時48分、東京・富ケ谷の私邸。 
 【午後】0時22分、JR新宿駅。2時8分、かいじ107号でJR甲府駅。同駅南口で街頭演説。3時1分、山梨県昭和町の複合施設「イオンモール甲府昭和」前。街頭演説。53分、JR甲府駅。4時49分、スーパーあずさ22号でJR八王子駅。5時50分、相模原市南区の小田急相模大野駅北口。街頭演説。7時9分、私邸。

中国監視船3隻が領海侵入
         NHKニュース 7月7日 11時49分
 7日午前、沖縄県の尖閣諸島沖の日本の領海に、中国の海洋監視船3隻が相次いで侵入したのが確認され、海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けています。  

 7日午前9時20分すぎ、尖閣諸島の魚釣島の西で、中国の海洋監視船3隻が相次いで日本の領海に侵入したのを、第11管区海上保安本部の巡視船が確認しました。 

 領海に侵入したのは海監23、海監49、海監5001の合わせて3隻です。
 3隻は午前11時現在、領海内で航行を続けていて、海上保安本部が直ちに領海から出るよう警告を続けています。

 この3隻は、6日前の今月1日にも一時、日本の領海に侵入していて、中国当局の船による領海侵入は、ことしになって合わせて32日となっています。 

官邸に対策室
  政府は、沖縄県の尖閣諸島の周辺で中国当局の船や飛行機が領海や領空に侵入したり、接近したりする事案が相次いでいることから、総理大臣官邸の危機管理センターに「情報連絡室」を設置して警戒に当たっています。 

 こうしたなか、7日午前9時半ごろ、尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船3隻が相次いで日本の領海に侵入したことが確認されたことから、政府は「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替え、態勢を強化して情報収集と警戒に当たっています。

    中国公船の領海侵犯は今年32回あったが、
   NHKがこの日ほど詳しく繰り返し報道した事はなかった。

   何らかの意図があったものと観察される。  
 
          7日9時20分、領海侵入      









 






 NHKの領海侵入に関するニュース 

・中国監視船3隻が領海出る (7月7日 14時49分)
・中国船3隻 接続水域で航行続ける (7月6日 20時9分) 
・中国監視船3隻 接続水域を航行 (7月6日 12時9分)  
・中国監視船3隻 接続水域航行 (7月5日 17時23分)  
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 NHKは「中国船の尖閣領海侵入」をニュース番組でこの日、繰り返し報道した。普段と違い明らかに中国から圧力がかかっていることを伺わせる放送であった。創価学会を通した中国大使館の圧力もあるだろう。
 首相のNHKの討論番組にあわせるかのように中国監視船が領海を侵入した。参院選挙関連の討論番組では与党の公明党と野党は中国寄りの発言をしていた。 

 NHKの報道は、明らかに話し合い・棚上げを主張している中国の世論戦、心理戦に加担する報道であった。 

【関連記事】
米中とそのパシリ野中が安倍政権に突きつけた尖閣棚上げ、米国従属一辺倒が許されぬ時代が到来 2013-06-13 15:01:17 

 

新聞の報道も対中配慮が露骨である 
   艦船のワイヤーを取り扱った記事  
 中国海軍の艦艇も日米の艦艇と類似の索敵行動をしているが、
 中国の船の動きは小さく、目立たないような記事になっている
 
   
  

 バハマ船籍に中国の海洋調査船もワイヤーのようなものをたらして調査活動をしている。
     


  日米艦船のはえ縄切断は大き活字で掲載した記事 
    日米艦船があたかも加害者であるかのような扱いである 
 



       2013年7月7日(日曜日)読売新聞朝刊39面 
 日米の艦船の展開状況、航行水域が分る、延縄が切れた、音響測量艦「ひびき」、曳航式の水中音波探知機、米軍の同様の装備を持つ艦船が展開などの言葉が「ひびき」の写真とともに続いている。

 中国は労せず日米の動きが分る。この記事をヒントに日米艦船の母港、乗組員立ち寄り先などから、しかるべく情報を集めることが可能となる。政治家は選挙のことしか考えていないことや政府の対応も一目瞭然である。

 国民の「知る権利」や「報道の自由」は、共産党独裁の中国には関係ないから、日本の記者が中国の軍施設に近寄ることは出来ない。中国のマスコミは党と管理下にあるので真実を勝手に報道することは出来ない。日本側は中国の内部の動きを把握する上で大きな制約がある。

 日本のマスコミが日米の動きを報じることは、結果として敵を利することになる。これ、孫氏曰く「戦わずして人の兵を屈するのは善の善」である。「敵(日本のマスコミ)をして敵(日米政府や軍)を伐つ」ようなもの、サッカーでいうオウンゴールである。

戦闘しないで敵兵を屈服させるのが最高、敵を以て敵を討つ

孫氏「謀攻篇一」
 謀り、ことによって攻めること、すなわち戦わずして勝つの要道をいう。

孫子日、凡用兵之法、全國爲上、破國次之、全軍爲上、破軍次之、全族爲上、破族次之、全卒爲上、破卒次之、全伍爲上、破伍次之、是故百戦百勝、非善之善者也、不戦而屈人之兵、善之善者也、
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孫子日わく、凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。軍を全うするを上と為し、軍を破るはこれに次ぐ。旅を全うするを上と為し、旅を破るはこれに次ぐ。卒を全うするを上と為し、卒を破るはこれに次ぐ。伍を全うするを上と為し、伍を破るはこれに次ぐ。

是の故に百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり  
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孫子はいう。およそ戦争の原則としては、敵国を傷つけずにそのままで降服させるのが上策で、
敵国を討ち破って屈服させるのはそれには劣る。軍団を無傷でそのまま降服させるのが上策で、 
軍団を討ち破って屈服させるのはそれには劣る。旅団を無傷でそのまま降服させるのが上策で、 
旅団を討ち破って屈服させるのはそれには劣る。大隊を無傷でそのまま降服させるのが上策で、 
大隊を討ち破って屈服させるのはそれには劣る。小隊を無傷でそのまま降服させるのが上策で、 
小隊を討ち破って周服させるのはそれには劣る。

 こういうわけだから百たび戦闘して百たび勝利を得るというのは、最高にすぐれたものではない。
 戦闘しないで敵兵を屈服させるのが、最高にすぐれたことである。

また、孫氏は次のようなことを言っている。

故上兵伐謀、其次伐交、其次伐兵、共下攻城、攻城之法、爲不得已、修櫓轒轀、具器械、三月而後成、距闉又三月而後已、將不勝其念、而蟻附之、殺士三分之一、而城不抜者、此攻之災也、故善用兵者、屈人之兵、而非戦也、抜人之城、而非攻也、毀人之國、而非久也、必以全争於天下、故兵不頓、而利可全、此謀攻之法也、

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故に上兵は謀を伐つ。其の次ぎは交を伐つ。其の次ぎは兵を伐つ。其の下は城を攻む。攻城の法は巳むを得ざるが為めなり。

櫓・轒轀(城攻めの四輪車)を修め、器械を具うること、三月にして後に成る。距闉又た三月にして後に已わる。将 其の忿に勝えずしてこれに蟻附すれば、士卒の三分の一を殺して而も城の抜けざるは、此れ攻の災なり。故に善く兵を用うる者は、人の兵を屈するも而も戦うに非ざるなり。人の城を抜くも而も攻むるに非ざるなり。人の国を毀るも而も久しきに非ざるなり。必らず全きを以て天下に争う。故に丘 頓れずして利全くすべし。此れ謀攻の法なり。
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 そこで、最上の戦争は敵の陰謀を破ることであり、その次ぎは敵と連合国との外交関係を破ることであり、その次ぎは敵の軍を討っことであり、最もまずいのは敵の城を攻めることである。城を攻めるという方法は、やむを得ずに行なうのである。

櫓(おおだて)や城攻めの四輪車を整え、攻め道具を準備するのは、三か月もかかってはじめてでき、土塁の土盛りはさらに三か月かかってやっと終わる。将軍がその怒気をおさえきれず一度に総攻撃をかけることになれば、兵士の三分の一を戦死させてしかも城が落ちないということになって、これが城を攻めることの害である。

それゆえ、戦争の上手な人は、敵兵を屈服させてもそれと戦闘したのではなく、敵の城を落してもそれを攻めたのではなく、敵の国を亡ぼしても長期戦によったのではない。必らず全(ぜん)すなわち無傷のままで獲得する方法で天下の勝利を争うのであって、それゆえ軍も疲弊しないで完全な利益が得られるのである。これが謀りごとで攻めることの原則である。
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 日本のマスコミはかねてから中国に“浸蝕”されていると言われている。7月7日のNHKの報道は、“腐蝕”が相当進みつつあることを示している。



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