これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

高木文科相「申請があれば教材を確認し、改善を強く求める」-家族会・救う会, 文科相と面会

2010-11-12 | 朝鮮半島

      救う会全国協議会ニュース★☆(2010.11.11)

 家族会・救う会は、本日11月11日、朝鮮学校への国庫補助の問題で、文部省を訪問し、高木義明文科相と約1時間面会した。笹木竜三副大臣、笠浩史政務官も同席した。

 高木大臣は、
[1] 朝鮮学校に11月30日までに申請を求め、その際教材の提出を求め内容に問題があるかを確認し、問題があれば、法的根拠はないが改善を促すことに全力を尽くす、
[2] 各種学校は都道府県の許認可なので、国としては問題がある場合は知事にも報告し、できれば都道府県とも力を合わせて改善を求めていきたい、等と述べた。
 なお、朝鮮学校側が改善を曖昧な回答をしたり改善をしなかった場合、それでも国庫補助を行うのかどうかについては明言を避けた。
 家族会から飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、横田早紀江さんが参加、救う会からは西岡力会長、平田隆太郎事務局長が参加した。
面会の概要は以下の通り。

申請があれば教材を確認し、改善を強く求める-高木文科相と面会

高木大臣 拉致問題については心を痛めている。5月には曽我ひとみさんにお会いした。北朝鮮は、「調査のやり直し」を約束したが、進んでいないことにはがゆい思いをしている。

飯塚 拉致問題は相当年月が経っており、焦燥感がある。進展がない中で、朝鮮学校への無償化への動きは、なぜそういうことをするのか、率直な疑問がある。我々は生徒に差別をしているわけではない。朝鮮総連に関わる、国益に直結した問題だと思う。北朝鮮に支援をすれば、国を挙げて拉致問題等で制裁を課していることに矛盾する結果になりかねない。北朝鮮は、日本の態度があいまいで、だまし続け続けることができると受取り、変なメッセージになってしまう。大局的な判断をしてほしい。
 日本人と共生していくには、日本についてきちんとした教育をしなければならないということも考えてほしい。教育方針や内容も含め、我々と文科省が納得する状況で決定すれば筋が通る。拉致問題担当大臣や副大臣も、「慎重にやるべきこと」と言ったと聞いている。日本の国益をよく考えてほしい。

横田 金賢姫さんは、「北朝鮮は皆さんが考えられないような国で、命令に対し二者択一しかない。私も、『やるか、やらないか』と言われて、『はい』と言った。北朝鮮の人がどれほど苦しんでいるか分からない」と言っていました。本当に考えられないような国です。
 朝鮮学校の教科書は、北朝鮮の指導者の思いや全体主義の考えが塗りこめられている。「日本人は悪い人間」と教えるのでは、平和は生まれない。
  人の命を救うのは人間の本能的核です。どんな人であれ、海でおぼれた人を見れば、本能が反応して、飛び込んで助け出そうとする。それが拉致問題。しかし、それがなおざりにされ、まだどうにもならない。みんな心を一つにして、本能で受け止めてほしい。さらっと事務的に決めないで、被害者家族がどんなに頑張ってきたか、被害者がどんなひどい目にあってきたかを考えてほしい。おかしいと気づいて、直さなければという思いで対応してほしい。北朝鮮の子どもたちも、間違ったことを教えられては、平和的に暮らせない。北朝鮮による拉致問題に、どんな命の問題が関わっているかを考えてほしい。

増元 私たちの思いは、衆議院の拉致問題特別委員会(11/04)で、なぜ反対かについて話したので、議事録を見ていただきたい。朝鮮学校は朝鮮総連との関係があまりに深い。また、「学ぶ権利」が言われるが、正しいことを学ぶ権利を奪っているのは北朝鮮だ。 2002年9月17日に、「死亡」と通告され、その翌日には朝鮮学校生徒へのいじめがあったと報道されたので、私と早紀江さんが、「事実であればいじめはしないで」とマイクを取って訴えた。
 新潟港で万景峰号の入港に対し涙を流して抗議した時、我々に対し、船に乗っていた朝鮮学校の高校生が、「バーカ」と言った。そういう教育をしているのに、なぜ国の金を出すのか。 民主党の最優先公約である高校生の授業料無償化は、国の最優先課題である拉致問題の解決より優先されるのか。

西岡 留意事項がどう有効に機能するのか聞きたい。

高木大臣 (拉致特の)議事録は見る。今日は生の声を聞けてよかった。私も拉致議連の一人だ。拉致問題は国家の最優先課題だと思っている。無償化の公約はあるが、何より解決と生還を希望しながら思っている。 この問題は、時間をかけて議論した。検討会議の内容は、基準が決まった後に公開することになっていた。9月に党として「概ね了承」となった。

 11月5日に、私が「審査基準」を示した。これから審査する。 朝鮮学校が申請してくるか分からないが、色々な懸念の指摘もある。検討会議で教育の内容は問わないこととなった。それはそれとしながら、(教科書の内容は)国際社会の一般的認識と違うし、政府方針とも違うので、改善してもらう。強い思いで促すことにした。法的根拠はないが、しっかりやっていく。

 各種学校の許認可は都道府県なので、国がこういうことを改善を求めると都道府県知事に報告し、できれば都道府県とも力を合わせて改善を求めていきたい。日本の高校の「政治経済」の教科書使用や、DVDビデオ「めぐみ」の授業での使用等も申し入れ、改善を強く促したい。 みなさんに反論する気はさらさらない。一日千秋の思いで待っておられることについて、認識を新たにした。最善の努力をしていきたい。

【その他のやりとり】
増元 是正を求め改善が確認されてから支給するのか。

大臣 改善はあくまでも強制はできないので、粘り強く改善を求める。

西岡 「基準」で、「留意事項について報告を求めることができる」とあるが、報告を求めるのは指定の前か後か。学校が「検討中」とする間に期限がきて指定となってしまうのが心配だ。

大臣 懸念は分かる。強くやるとしか言えない。

笹木 教材の提出を求める。今の教科書は誰も見ていない。どういう教科書か確認したい。こういうこと(萩原遼氏翻訳の教科書)が書いてあれば、改善を促す。 11月30日が申請期限で、教材は全部提出を求める。

増元 改竄される恐れもある。

西岡 朝鮮学校の教科書は朝鮮語なのに、検討委員会に朝鮮語を読める人がいない。読める人や専門家を入れるべきだ。

笠  自治体もこれまでは補助に当たって教科書の内容についてはフリーパスだった。

増元 姉たちの犠牲は何だったのか。この国が当り前の国になるために犠牲になったのであれば納得もしようが、自分の人生は何だったのかという思いはさせたくない。

飯塚 嘘や間違いの改善をはっきりとしてほしい。KAL機事件については、「でっちあげ」と書いてある。それでは妹田口八重子はいないことになる。

【記者会見】
西岡 最悪の結果ではなかった。今後の動きを見つめたい。教科書に改善が見られないのに国庫補助が出るなら強い運動を考えざるをえない。

飯塚 少しはいい方向にいくのかなと今の時点では思った。納得はしないが実際に申請があり、確認がなされ、改善が見られないと分からない。

以上

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