Graceful Distortion

ゲイの管理人が発信する平々凡々な日々の出来事&映画その他興味のある事

新宿2丁目アングラ劇場

2006-11-15 23:35:07 | Weblog
週末のお昼などにフラフラ2丁目を歩いていると(決して
ハッテンじゃないよ)、仲通りや郵便局のある細い通りに
行列が出来ている事があります。始めはなんだろうと
思ったんですが、彼らはみんな劇を観に来ている人たち
なんですね。

新宿2丁目って知る人ぞ知る、新宿で唯一アングラ劇場が
残っている地域でもあるだそうです。一部の人からは
上演している劇は同性愛に関するものとか、赤線時代の
2丁目を伝える作品だけ、なんて思っている人も多いようですが、
そんな事はなさそうです。

2丁目ってゲイ関係のお店のほかに、演劇関係のお店も
多いようです。多分ゴールデン街あたりから流れてきた人が
お店を2丁目で持つからなんでしょうかね(不思議)??

自分も以前、間違えて演劇関係のノンケバーに迷い込んだ
事がありました。良く言うと演劇人は“熱い”、悪く言うと、
と言うか一般的にいうと演劇の人は“説教臭い”(笑)。
自分もその迷い込んだお店で散々演劇論を聞かされました。
まあ面白かったですけどね。その時は迷宮に迷い込んだ
感じでした。

自分もその昔に自主映画を作っていた時から、今の仕事に
至るまで、様々な演劇関係の人とお仕事をさせていただいた
関係で、演劇関係の人と知り合いが多いのです。実は過去に
数回2丁目で彼らと“ニアミス”があります。

一度こういう会話を交わしました・・・

Aさん:○○さん(俺の名前ね)昨日2丁目行って来たんですよ。
自分:Aさんカミングアウトですか??
Aさん:じゃなくて、知り合いの演劇関係の人が2丁目で
    お店出したという事でお祝いに。
自分:なんでゲイでもないのに2丁目に?(ちょっとムキになって)
Aさん:○○さん、行った事あります?
自分:いやぁ~ないんですよ(と完全否定)。
Aさん:実は自分も初めてだったんですけどね、面白いですね。
    お店がですね、マンションの1室みたいな所が多くて
    ですね、とてもゲイの飲み屋街という感じがしなくて。
自分:へぇ~。バーみたいじゃないんだ(ああ、あの辺だな・・・)。
Aさん:今度はそこのお店だけじゃなくて色々行ってみようかと。
自分:面白いかもしれないですね(もう行くな、ボケ!)。

画像はアングラ劇の先駆者寺山修二の映画『書を捨てよ町へ出よう』
のワンシーン。1971年当時の新宿2丁目です。どの辺か分かります??


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