佐藤美術館は駅から数分歩きますが、私は地図をうろ覚えのままでテキトーに歩いたら、ちょっと迷ってしまったので、ここで念のために紹介をしてみたいと思います。
JRの千駄ヶ谷の駅、改札口を出て左へ、コンビニエンスストアやカフェの前を過ぎて線路の横の坂道を下って行きます。
JR千駄ヶ谷駅近くの「佐藤美術館」http://homepage3.nifty.com/sato-museum/ で開催されている、
「山本冬彦コレクション展/サラリーマンコレクター30年の軌跡」http://homepage3.nifty.com/sato-museum/exhibition/index.html
を見に行ってきました。
日経新聞と佐藤美術館の主催のようです。※2月21日(日)まで。
展覧会の案内によれば、
「(山本さんは)若い作家たちへは作品を購入することが最高の支援という考えのもと作家の育成にも尽力することを「個人メセナ」活動として実践して来ました。」
「本展は、山本冬彦氏がその時代その時代の目線でコレクションした作品のなかから厳選した160点の作品により単なる蒐集を超えた活動を感じ、ひいては美術の魅力の発見に繋げていただこうとするものです」
「一人のサラリーマンが等身大の目線で蒐集してきた作品」
といったものだそうで、あまり大がかりな作品はありませんでしたが、多くの作品が所狭しと展示してある様は圧巻でした。
山本さんの好みで蒐集された作品群ですから、好みが合わなければ楽しくない・・ということもありえたわけですが、私は「もろ好み!」でした。山本さん、趣味があいますな~、なんちて。
あと、「応援」や「好意」を形に表わすこと、つまり、作品を購入して資金的に援助したり、他の人への紹介、普及活動を実践したりすること、本当に尊敬してしまいます。それこそが「大人」としての努めなんだよなー・・・
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ところで。アートって、あまりに定義が広いので(定義が無い?)、例えば「殴り描きとしか思えないもの」だって、「目を背けたくなるような汚いもの」だって、これがアートなんだと言われればはいそうですか・・・と言わざるを得なかったりしますが、
山本さんのコレクションは、どれも皆、
「美しい」
「懇切丁寧に描かれた、作られた」
「充分に愛情がこめられた」
といった作品ばかりだと思われました。心が洗われる展覧会です。
美術館は小さなビルでしたが(=展示スペースが3フロアに分かれていて、エレベータや階段で昇り降りする)、きれいで静かで、よいところでした。オススメです
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