【各話末エッセイ⑤の3】
16世紀イタリアの詩人タッソが
後の17〜18世紀にヘンデル他の
作曲家によるオペラの原作となり重宝される
「エルサレム解放」執筆の合間に、
貴族からの依頼で作り、
大ヒットした牧歌劇「アミンタ」の続きー。
獣神サテュロスの毒牙と
諦めの悪いアミンタから逃れたシルヴィア。
身繕いを済ますと狩猟女子の集いへと
予定通り参加するのでした。
死のうとするアミンタを
ダーフネが阻止し、叱咤激励するのでしたが、
そこにもたらされたのは
狩りの集いの参加者ネリーナからの
「シルヴィア、狼に襲われ死す!」
の悲報でした。
そして、シルヴィア追跡を
断念したティルシが戻って来た時、
アミンタは絶望して走り去った後。
ダーフネもシルヴィアの情報収集に
行ってしまっていませんでした。
アミンタはエルガストに証人を頼み、
崖から飛び降りてしまいました。
「ロミジュリ」のロミオといい、
この話の主人公アミンタといい、
何てせっかちな。
ロミオは側に止める人が無かったけど、
こっちではダーフネが「本当かどうか
ちゃんと見極めるまで待った方がいい」
って言ってんのにさ〜!
どーせ人の話を聞かんのなら
「シルヴィアが死んだのは嘘だ〜!!」
ってなればいい所を、
ーそういうセリフは無かったのでした。
実はシルヴィアの死は誤報でした。
ダーフネとの再会後、シルヴィアは
エルガストからアミンタの自殺を知り、
悲しみの中でダーフネと遺体の捜索へと
向かうのでしたがー。
これ、②でも書いたように
貴族の夏の宴会が初演の場。
モヤるバッドエンド劇なんて
上演するもんなんだろうか?
シェイクスピアの「夏の夜の夢」では
アテネ大公の結婚式に「ピラマスとシスビー」
の悲恋劇が上演されてるけど、
おとぼけキャラ揃いの役者さん達と
同時辛口批評をする見学者との相乗効果で
破茶滅茶ラストになってしまうしね。
16世紀イタリアの詩人タッソが
後の17〜18世紀にヘンデル他の
作曲家によるオペラの原作となり重宝される
「エルサレム解放」執筆の合間に、
貴族からの依頼で作り、
大ヒットした牧歌劇「アミンタ」の続きー。
獣神サテュロスの毒牙と
諦めの悪いアミンタから逃れたシルヴィア。
身繕いを済ますと狩猟女子の集いへと
予定通り参加するのでした。
死のうとするアミンタを
ダーフネが阻止し、叱咤激励するのでしたが、
そこにもたらされたのは
狩りの集いの参加者ネリーナからの
「シルヴィア、狼に襲われ死す!」
の悲報でした。
そして、シルヴィア追跡を
断念したティルシが戻って来た時、
アミンタは絶望して走り去った後。
ダーフネもシルヴィアの情報収集に
行ってしまっていませんでした。
アミンタはエルガストに証人を頼み、
崖から飛び降りてしまいました。
「ロミジュリ」のロミオといい、
この話の主人公アミンタといい、
何てせっかちな。
ロミオは側に止める人が無かったけど、
こっちではダーフネが「本当かどうか
ちゃんと見極めるまで待った方がいい」
って言ってんのにさ〜!
どーせ人の話を聞かんのなら
「シルヴィアが死んだのは嘘だ〜!!」
ってなればいい所を、
ーそういうセリフは無かったのでした。
実はシルヴィアの死は誤報でした。
ダーフネとの再会後、シルヴィアは
エルガストからアミンタの自殺を知り、
悲しみの中でダーフネと遺体の捜索へと
向かうのでしたがー。
これ、②でも書いたように
貴族の夏の宴会が初演の場。
モヤるバッドエンド劇なんて
上演するもんなんだろうか?
シェイクスピアの「夏の夜の夢」では
アテネ大公の結婚式に「ピラマスとシスビー」
の悲恋劇が上演されてるけど、
おとぼけキャラ揃いの役者さん達と
同時辛口批評をする見学者との相乗効果で
破茶滅茶ラストになってしまうしね。