ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

24-5 主人公の名字が「子孫の名誉のため」と伏せられていて不明の件

2021年09月24日 | 第24話 悲運の商人アントニオと20個の卵の物語
  


 第24話、
大きい方のタイトルが
「悲運の商人アントニオと
20個の卵の物語」ですが、
これは、
このブログの閲覧者用に
私が付けた
もので、
ハリソンさん達の方では
そのタイトルを知りません。

 この手の話(中世コント)
には「あるある」の形式で、
話の本編が始まる前に
本編よりも小さな文字で
あらすじが書いてあります。
そこには、

「フィレンツェの
ある金持ちが
関税をごまかそうとして
余計な事をしたばかりに、
後世にまで残るような
大恥をかいた話。」


とありました。
それがタイトルも
兼ねているのです。

 マルセルは
この部分は朗読せずに
直接本文から始めました。
なので、
ここに来るまで6人共、
主人公の名前が
アントニオだという事を
知りませんでした。

 ノアイラさんの
元修道士だったという
背の君は
「世界のおマヌケ百連発」
内の再現ドラマ
にでも
出て来そうな人物と
例え同じ名前だった
としても、
本当の所は
どんな雰囲気の方
なのでしょうか?

 そして、
実は忘れていました。
この人も同じ名前だった
という事を。


  


 アントワン・
デュポン先生、
奥さんのルイーズさんと
結婚したのが1764年6月で、
同年12月に長女が
誕生してるので、
センターにいる男の子は
年が合いません。
子沢山の親戚から
養子にと引き取った子
なのでした。

 デュポン先生は
前編の主要人物の一人で、
デキ婚はしていますが、
それでもこの物語きっての
真面目な人物です。
もう少し後で
その後の消息が出て来る
かもしれません。


今日の続きは9月26日(日)