生爪とは3ツメチャックで高精度の芯だしが必要なとき、もともとついているツメ(焼入れされている)と付け替えて使用するものです。
特徴は、焼きの入っていない生材のためバイトなどによる加工が可能で、材料のアールにあわせ成形することができます。このため、芯だし作業が不要でフレのない高精度な取り付けが可能になります。
ただ取り付けるワーク径に合わせたオーダーメイドのため、いろいろなサイズを準備しなければならずかさばることです。そこで写真のように先端部だけ黄銅の別構造とし、これだけを交換できるようにしました。固定は2本のボルトと間に立てたピンで位置決めしています。
とりあえず試作ですが、使えるような気がします。 by生産技術科