Trips with my RV.

RVでの小旅行。

ドンレミーがやってくる

2012-09-27 19:09:08 | 独り言
ドンレミーとは、東日本のスーパーやコンビニで洋菓子類を展開し東京を中心にアウトレット店を置いている洋生菓子製造販売業者だ。製造拠点は群馬工場1カ所だったが、西日本での生産拠点として岡山市南区藤田に岡山工場を建設中である。恐らく、関東で展開中のアウトレット店も併設してくるのだろう。

基本的に私は洋生菓子は食べない派なのだが、妻子はこの手のスーパー向け商品を買って食べている様なので・・・自宅至近にアウトレット店でも出店されれば大喜びするのカモ?確か・・・妻子が好んでイオン(ジャスコ)で買っていた「なめらかプリンロール」はドンレミーの商品だったと思うが、今年になってからは他社製の「プリンロール」に差し替わってしまい買うのを止めていた。尚、ドンレミー岡山工場と併設されるだろうアウトレット店は来年4月の開業らしい。

町内の年配の方が「ナントカという横文字のアウトレットが出来るらしい」と歓迎して居られる様だったので、スーパーで売っている洋生菓子の工場みたいですよと伝えると力一杯ガッカリして居られた。それで白十字藤田店が急遽店舗のリニューアル工事をやっていたのかと独り合点して居られた。

余談だが、白十字は我が家では「おもたせ」にも使う洋生菓子屋さんで、価格帯がドンレミーより高いので競合はしないと思ったが・・・デフレ・スパイラルの延長での長引く不況下での「消費リストラ」となれば、我が家の愛していた地元の老舗は淘汰の波に曝されるのカモ知れない。

「消費リストラ」とは、『経済の停滞が長期化し、所得は頭打ち、雇用の先行きにも不安が生じるという環境下で、個々の消費者が、自らの消費活動に内在する無駄や過剰な部分を削ぎ落とすリストラを進めはじめたという変化』であり、『必要な機能やサービスが含まれていれば、「低機能でいい」「普及品でいい」「セルフサービスでいい」、あるいは「ノーブランドでいい」といった割り切った考え方に立った、いわば「でいい」型の消費行動』であり・・・消費品の低価格化の為に拘りを捨て低価格にこそ価値を見出す消費行動だ。白十字とドンレミーを例に挙げれば、普段に家庭で食べる洋生菓子は白十字で無くても普及品であるドンレミー「でいい」という消費傾向から、誕生日や記念日と云った特別な日でも白十字でなくても普及品であるドンレミー「でいい」と云う傾向に消費リストラが進むと、そう云った消費リストラを行わない従来からの顧客だけでは現状のビジネスモデルを支えられなくなり白十字は老舗としての拘りを捨てて低価格競争に参入するか、高付加価値少量生産への転換を余儀なくされるだろう。だが普及品路線に舵を切った白十字には従来の顧客は従前の魅力を感じられず従前の顧客を失い、更に高級路線に舵を切ったとしても従前からの高級洋生菓子店との厳しい競争に曝されて「でいい」顧客の穴埋めは疎か従前の顧客の囲い込みも適わないカモ知れない。

非常に分かり難い例え話で恐縮だが、「価格破壊」とか「低価格競争」が目下の我々日本の従来からの社会構造を蝕み破壊し続けている「デフレ・スパイラル」の正体は、この「消費リストラ」なのだ。「第3のビール」に代表される「でいい」型消費行動が顕著な「低価格化競争」の市場にあっても高付加価値で価格競争にも打ち勝つ商品力を顧客に訴求し売上げを伸ばす「プレミアムビール」と云った商品もあるのだから、高付加価値に繋がる「ちょっと贅沢」を上手に刺激して脱デフレ脱リストラへ導く商品開発と宣伝訴求活動が不可欠なのだろう。その為には・・・1にも2にも顧客の本質的(潜在的)なニーズを探り、それに上手く応えていく事こそが、企業活動の基本中の基本なのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バイオハザードV リトリビュ... | トップ | ありがとう10年 Xiスマホ割 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

独り言」カテゴリの最新記事