Trips with my RV.

RVでの小旅行。

4.11スマトラ島沖M8.6について

2012-04-12 23:50:50 | Innocent joke
南海・東南海地震を引き起こすだろうと想定されているプレート境界とは、陸側のユーラシア・プレートの下に海側のフィリピン海プレートが潜り込む境界だとされている。海洋プレートは、どこかの海嶺で生まれ、どこかの海溝で沈み込んでいく・・・これをプレートテクトニック・リサイクリングと呼ぶ。

過去記事にも書いてきた筈だが、フィリピン海プレートには海嶺が存在しないのだ。




この図はプレート毎の年間相対移動量を表しているが、この図にはフィリピン海プレートの移動量は書かれていない。



だが、こうして日本近海のプレート移動量を計測するとフィリピン海プレートは年間49mmで南海トラフに沈み込んでいる事が判る。



フィリピン海プレートが原初は海嶺を持っていたが、活発な太平洋プレートに埋没する形で海嶺を失った・・・のか、前回の秩序で生まれたフィリピン海プレートが偶然残ってしまっている・・・のか、プレートテクトニック理論では未だ説明が付かない謎とされている。つまり、フィリピン海プレートはプレートが生まれてくる発現境界を持たないにも関わらず、現実に南海トラフでは沈み込みをしている謎のプレートなのだ。

私レベルの一般人がプレートテクトニック理論は間違いだと云うツモリは無いが、プレートテクトニック理論で説明が可能なプレート運動と説明が出来ないプレート運動が混在している可能性があると云ってもバチは当たらないだろう。



2004年のスマトラ島地震のメカニズムは、ジャワ海溝に於ける典型的なプレート境界型地震だった。が、その後の余震がジャワ海溝全体に広がり不思議な様相を呈していた。そして、今回の2012/04/11スマトラ島沖地震では横ずれ型(トランスフォーム型)の様である。



東日本大震災を経験した日本人だから、錯覚として最近は地震が増えていると思いがちだが、全世界規模で地震が増えているのは事実らしい。識者の多くは今回の4.11スマトラ島沖地震M8.6を広義での2004年スマトラ地震の余震と見ている様だが、(素人の一般人だからか)素直にソレは違うのでは無いかと思ってしまった。

4.11震源域に新たなホットプルームかホットスポットが発生しつつある瞬間に立ち会ったのではないかと思うのだ。

プレートテクトニック理論では、プレートを動かす原動力は流体のマントルの対流とされていたが、最新の研究では全地球規模の対流では無く局所的なホットブルーム(熱いマントルの噴き上げ)で発生したプレートが、プレート同士の鬩ぎ合いの結果移動していくプルームテクトニックの可能性を強く示唆している。

プレートテクトニック理論が間違っている訳ではないと思う。だが、プレートテクトニックで動いているプレートも在れば、それと無関係にプルームテクトニックで発生しているプレートも在るのだと思う。ここでプルームテクトニックを持ち込んだとしても、「巨大地震の発生メカニズムは、プレートの相対運動によって生じた弾性歪みエネルギーを間欠的に解消する過程である」と云う従来の定義を書き換える必要はない筈だ。

こうして、プレートテクトニックでプレート移動を考えた方が都合がよい処と、プルームテクトニックの方が都合の良い処をザッと分けると・・・大方の日本人が考えている・・・地震国日本は激動期に入ったので今後も短い周期で巨大地震が次々と襲ってくる・・・と云うよりも、巨大地震発生の好適地が移動しつつあり日本は地震大国の地位を明け渡す事に成るのでは無いだろうか?

楽観的な素人の戯言である。
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