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今日、防災の日。関東大震災で思い出す一冊

2005年09月01日 23時05分58秒 | 日記
大正十二年九月一日午前十一時五十八分に関東大震災があったことにちなみ、東京市役所萬朝報社(当時)がまとめた「十一時五十八分」という本があります。古本屋でも殆ど見かける事の無い本ですが、しばらく前に古書の青空市で三千円弱という価格で売られていたのを立ち読みしたことがありました。震災翌年に刊行された一般市民のヒアリング本なのですが、当時の細かい震災後の状況をまとめた貴重な本で、被災者のリアルな状況を写真入で知ることが出来ました。残念ながらその時は購入するに至らなかったのですが、今になって「買っとけば良かった」と悔やまれるも、kosho.or.jpで検索しても3千円の価格のものは見つかりません。その青空市の古書店も確か隣県の店で、何処にあって何と言う屋号であったかも不明で今やもう時既に遅し。

古書は生モノ、見つけたときが買い時と痛感した一冊でありました。