いなほブログ避難所

避難所です...

どうやら「有識者会議」ではないらしい

2005年12月02日 22時57分49秒 | 皇室典範
「男系保持に努力を」 皇室典範改正に神社本庁が見解

引用開始

皇室の伝統を踏まえ、「戦後廃止されたままの皇室関係諸法令整備等の抜本的な検討をすべき」と記している。戦後廃止された法令には、即位礼や大嘗祭(だいじょうさい)などを定めた「登極令」や宮中祭祀(さいし)を規定した「皇室祭祀令」などがある。

引用終了

小泉首相はこういった「復古」を嫌っているらしいですね。改革オヤジの面目躍如と言うところでしょうが、日本を潰すリスクを承知の昨今の豪腕ぶりはどうにかならないものでしょうか。まあ、首相自ら女性・女系の区別がつかないのですからどうしようもありませんが。

ところで、今となってはGHQによって色々と腑抜けにされた日本の病理を治療しようとする政治家が全くいなかった不幸を怨むしかありませんね。GHQの目的が今の世になって達成されそうになるとは哀しくも悔しい感じがします。こういう狂った軸を修正できるようないわゆる「保守派議員」は今後も改革の名のもとに消されて行くのかと思うと脱力感がますます大きくなります。

  ◇



「皇室典範に関する有識者会議」の杜撰さが今週の週刊文春(十二月八日号)の『ご発言を「封印」された天皇皇后両陛下のご真意』という記事で書かれています。この「有識者会議」の委員が女性天皇と女系天皇の違いを知らずに参加していただとか、男系推進派を「男女平等に反する時代錯誤」とまで叩く人の存在やら、噴飯ものの「有識者会議」の実態が判ります。じっくり読まれることをお勧めします。

いよいよ政府機関に

2005年12月01日 22時58分48秒 | 皇室典範
皇室典範改正準備室、内閣官房に設置

引用開始

政府は1日、内閣官房に「皇室典範改正準備室」を設置した。小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が11月24日にまとめた最終報告書を踏まえ、来年の通常国会に提出する皇室典範改正案の作成作業を担当する。

引用終了

私的諮問機関の意見がとうとう政府機関に反映されたようです。小泉首相の「皇統断絶」を「構造改革」の一環に捉えるかのような大改革を断行しようとの意思でしょう。

最早小泉首相を止める事はできないでしょう。はたして自民内部にこの暴走を止める事が出来る「良識派」の保守議員はいるのでしょうか?
いや、本件に異を唱え逆に「反改革派」のレッテルを貼られることを恐れて誰も止める人はいないのかもしれません。


つくづく平沼氏は惜しい事をしたと思っています。

遂に報告書提出。しかし今後女系を阻止する保守派はどこにもいない。

2005年11月24日 22時31分25秒 | 皇室典範
<皇室典範>有識者会議が報告書 女性・女系天皇容認を柱に

引用開始

小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東京大学長)は24日、女性・女系天皇の容認を柱にした報告書をまとめ、首相に提出した。女性・女系容認は「社会の変化に対応しながら、多くの国民が支持する象徴天皇制の安定的継続を可能にするうえで大きな意義を有する」と結論づけた。報告書を受け、政府は来年の通常国会に皇室典範改正案を提出する。皇室の長い歴史の転換で国民の理解を深めることが課題になるうえ、政府・与党の一部には異論が残っており、調整は曲折も予想される。

引用終了

報告書を受けとった小泉首相は「これをふまえて来年の通常国会に皇室典範改正案を提出できるようにしたい」と語っていました。客観的な意見を一切挿まずにこの報告書をそのままでゆくつもりでしょう(私的諮問機関の結論ですから当たり前と言えば当たり前ですが)。かつて小泉首相は女性天皇について「過去女性の天皇がいたのですから、今の時代なにも問題は無い」という意味のことを話していますが、これも男系否定への布石、大衆を女性天皇擁護へリードしようとしたのではないかと思われてなりません。大衆は男系・女系の意味など知らないのが普通です。「今の時代」「男女平等」というスローガンを利用すれば世論が女系ではなく女性容認(実は男系否定隠し)に傾くのは容易に想像できます。小泉首相のイエスマンばかりである今の自民党には皇統を維持することなど無理です。自民内部に「女系否定」の派閥があるのかどうか怪しいもので、もし仮にあったとしても少数派で大多数の首相マンセーの体制を突き崩すことは不可能でしょう。このまま女系容認で突き進んで行くに違いありません。

残念ですが本当の意味で日本は終わりそうです。

参考;

皇室典範に関する有識者会議報告書

「天皇の制度」「象徴天皇の制度」って一体何?
「立憲君主制という制度」の間違いでしょうか?

皇室の制度なら日本にはあるんですがね。

追記;

皇室典範:有識者会議報告書に与野党幹部コメント

引用開始

皇室典範に関する有識者会議の報告書に対する与野党幹部のコメントは次の通り。

 ▽武部勤・自民党幹事長 大変意義深い報告が出された。評価したい。広く国民の声を聞いて成案をまとめ、次の国会で実現できればと願っている。(女性・女系天皇の容認は)いいことだ

 ▽市田忠義・共産党書記局長 天皇が男性という合理的な根拠はなく、女性・女系天皇を認めることは賛成だ。(長子優先は)吟味したい。法案(皇室典範改正案)への対応は皇族が増えるという問題などもあるので、詳細をよく検討したい。

 ▽福島瑞穂・社民党党首 男性しか天皇になるのを認めないのは、男女平等の観点から間違っている。天皇制はどうあるべきかの議論はあるが、法案には基本的に賛成だ。ただ、女性天皇を認めれば宮家が増える。予算の問題もあり、上限設定などの工夫が必要だ。

 ▽冬柴鉄三・公明党幹事長 有識者会議が、男系か女系かなど問題とされていた点を十分に調べたうえで結論を出したのだから、答申内容はそのまま立法化すべきだ。いろいろ議論すべきものではない

 ▽鳩山由紀夫・民主党幹事長 将来女性天皇が誕生する可能性が開かれた。その方向は尊重されるべきだと思う。長子優先か男子優先かの議論は、党としてまだ意見をまとめていない。焦眉(しょうび)の急だという議論でもない。慎重な判断も必要だ。

引用終了

馬鹿揃い踏み。

あっさり長子優先決定の規定路線

2005年11月21日 22時48分09秒 | 皇室典範
皇位継承は「長子優先」で一致…皇室典範会議

引用開始

吉川座長は21日の会合後の記者会見で、皇位継承順位を「長子優先」とする理由について、「国民が、(長子を)将来の天皇として、幼少のころから期待を込めて見守ることが出来る。安定性も優れている」と述べた。最後まで検討対象になっていた「兄弟姉妹間での男子優先」案に関しては、「(女子が先に生まれた場合)皇位継承者が不確定な期間が長くなる。不安定な制度は好ましくない」と結論づけた。

引用終了

女系規定路線に沿った結果であります。この長子優先は、たとえ皇太子殿下や秋篠宮殿下のもとに男子皇孫がご誕生されても皇位継承を与えないという非常に困った制度です。有識者会議は長子優先の理由を「皇位の継承の安定性」としていますが、女系は既に皇統ではありません。

男系維持派を交えた議論も経ずに、あっというまに女系長子路線が決まってしまいました。小泉首相は何をそんなに急いでいるのでしょうか。いくら共和主義者の小泉首相でももっとフェアなやり方があるだろうと思います。拙速に過ぎると思います。
いくら自由な議論が許されているとはいえ、寛仁親王殿下やひいては旧宮家の竹田家からも異論が出ていると言う事をよく踏まえるべきではないのかと思いますが、小泉首相は聞く耳を持たないでしょう。残念な事ですが・・・。

この点から小泉首相は支持できない

2005年10月25日 22時19分08秒 | 皇室典範
<皇室典範会議>女性・女系天皇を容認で一致

引用開始

小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東京大学長)は25日、首相官邸で第14回会合を開き、皇位継承資格を女性皇族に拡大し、女性・女系天皇を認めることを全会一致で正式決定した。11月末にまとめる最終報告に明記する。これを受け、小泉首相は同日夜、皇室典範改正案を来年の通常国会に提出する考えを表明。父方が天皇家の血を引く「男系」によって受け継がれてきた天皇制は歴史的な転換点を迎える。

引用終了

全会一致である。男系論者のいない有識者会議である。この「有識者会議」が「女系転換」ありきを前提に議論を進め「男系維持か女系維持か」を徹底的に議論していた訳ではなかったことがはっきりした。皇統の歴史的事実(=男系継承)は「時代にそぐわないため」否定し、「女系容認」に対して相応しい理由を見つける事を会議の主たる目的として議論は進んだ。伝統を無視し戦後のくだらない価値観で見事に破壊しようとしているのである。よりによって「まってました」とばかりに小泉首相は「皇室典範改正」をぶち上げた。この有識者会議の性質といい、首相の反応のよさといい、首相は「皇統・国体の破壊」という「改革」まで推し進めようとするのか。

かつて小泉首相は「昔は女性天皇がおられましたしねぇ、今の時代は女性天皇でもいいんじゃないでしょうか」という趣旨の話をした事があるが、私は単なる無知と思っていた。しかし今となるとこれは世論誘導のための布石だったのではないかと思えてくる。最低の男である。


この改正法案が廃案となる事を望む。

どうやら思惑通り女系路線確定

2005年10月21日 23時30分54秒 | 皇室典範
皇位継承は第1子優先 有識者会議

引用開始

小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が、皇位継承順位について、男女を問わない「第1子優先」とし、女性が天皇になることや母方だけに天皇の血筋を引く女系天皇を容認するとの方針を固めた。こうした方針をとれば、皇位継承の資格者が増え、順位の変動が少ないことを考慮した。25日から意見集約に入り、11月末に報告書をまとめ、首相に答申する。政府は世論の動向を見極めながら、皇室典範の改正を目指す。

引用終了

「皇位継承の資格者が増え、順位の変動が少ない」という目先の利益のみを考慮する有識者会議だが、一体何処が「有識者」なのかね。日本という国柄は、戦後GHQに、60年代以降はバカサヨに全部破壊し尽くされたね。予想通りの展開とはいえ、実際にそうなってみると哀しくなってくるね。

・・・旧皇族をもっと早い時期に皇籍に復帰させ以前の形に戻す事を許さなかったこの国の世論とは一体何?

皇統断絶の危機。もうダメかもわからんね。

2005年10月05日 23時17分43秒 | 皇室典範
女性天皇容認なら、女性皇族も宮家創設…皇室典範会議

引用開始

小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長=吉川弘之・元東大学長)は5日の第13回会合で、女性天皇を容認した場合の女性の皇族について、結婚後も皇室にとどまり、宮家の創設を認めることで一致した。

 皇位継承資格者を安定的に確保するには、天皇の直系か傍系かに関係なく、すべての女性皇族が皇室に残る必要があると判断した。女性皇族と結婚した男性と、その子孫も皇族に加える方針だ。

引用終了

やっぱりな、というのが率直な感想です。「女性天皇を容認した場合」とあるが、これは男系の女帝ではなく「女系天皇」をも範囲に含めているところがミソ。万世一系(男系維持)を「世論」を盾に安易に否定した前科があるこの有識者会議には「女系天皇」確定路線のシナリオが出来ているのかもしれない。

いくらこの諮問機関が私的なものであっても報告書を纏め上げマスゴミが面白おかしく取り上げれば世論に浸透するのであって、最後の最後で小泉首相(無知蒙昧女系容認論者)がカメラの前で肯定すればそれが世論として固定されてもおかしくは無いのですから・・・。

ほんともうダメかもわからんね。

やっぱり万世一系否定路線ね。小泉って怖いね。

2005年08月31日 22時18分19秒 | 皇室典範
皇室典範会議、女性天皇継承案を軸に検討へ

引用開始

小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(吉川弘之座長)は31日の第11回会合で、男系男子のみの皇位継承という現行制度の見直しについて、旧宮家の皇族復帰など、皇位継承者を拡大させる案を採用した場合でも、「皇位継承の安定性の面で非常に懸念が残る」との意見で一致した。

 これにより、女性天皇とその子孫の継承を認める案を軸に検討が進む見通しになった。

引用終了

まさか本当に女系容認路線になるとは思ってもいなかった。古来から日本の皇統において男系が絶えそうになった場合には知恵を巡らせ、何代か遡ってでも傍系であっても男系を絶やさないよう工夫してきた。その場合に天皇が空位となる場合には女帝を戴いてそれを補ってきた。今回の皇室典範会議にはゴリゴリの反皇室の学者も入っていたので最初から男系否定路線が出てくるとは思っていたが、「少子化」というくだらない理由でまさか女系論が台頭してしまうとは思っていなかった。旧皇族の皇籍復帰についても、「国民の理解を得るのが難しい」というのなら正しい皇室のあり方、伝統を国民に知らせればよいのであるし、「皇族の復帰が歴史的にも異例で、伝統に反する」というのも、GHQの命令で古来からの皇統(伝統)を絶たれたのであるから、今それを復権する良い機会ではないか。「男女平等」から発生してきた女系容認論を取り入れるほうがよっぽど「伝統に反する」行為だと言う事に気付いていない皇室典範会議は気が狂ってる。こういう会議を集めてしまう小泉首相は皇統にまで手をつけようとしてるのか。恐らく内心は反皇室なんだろうな。

戦後教育の間違いが今になってボディーブローのように効いてきてしまってる。皇室も無くなってしまうのか。もう全てが手遅れなのかもしれない。



皇統を大切に

2005年06月30日 23時37分52秒 | 皇室典範
皇位継承、離脱皇族の復帰も検討…有識者会議


引用開始

小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(吉川弘之座長)は30日の第8回会合で、安定的な皇位継承策として、これまで議論の中心となってきた女性天皇の是非だけでなく、皇籍離脱した皇族の復帰などによる宮家の創設も検討することを決めた。

引用終了

この有識者会議はまず「女性天皇」ありきで議論を進めている感があります(確かに男系論者の学者もこの有識者会議にはおられますがね)。そしてその「女性天皇」の根拠を「民主主義」や「男女平等」「男女共同参画」に依っているのが非常に気になります。戦後流入した欧米版の民主主義が定着した現代において、その影響は無視できないのかもしれませんが、日本古来の伝統、日本そのものである「天皇」を近代西洋風の価値観で変貌させてしまうことに非常に違和感を感じます。私は男系の皇統を守るために皇室においては「離脱皇族の復帰」や「養子」を取るのは当然許されるべきであると考えます。極論すれば「側室」を設けても構わないのではないかとも思っています。
最初に「女性天皇ありきで議論を進めている感がある」と述べましたが、この有識者会議には「天皇制廃止」論者が含まれていることも指摘しておかなければなりません(天皇制という言葉は倒すべき政治政体制度として捉えるためにコミンテルンが作り出した言葉ですが敢えて使いました)。彼らは形としては「女性天皇」を消極的賛成の立場をとっていますが、それは単なる口実に過ぎず、「世論」や「民主主義」を後ろ盾にして遠まわしに天皇制廃止を口にして憚らない輩です。

こういったアナーキストを有識者会議に入れている時点で、政府の立場が容易に理解できます。小泉首相は「こういう世の中ですからね、女性天皇でもいいんじゃないですかね」などと平気な顔で頓珍漢な事を言ってるくらいですから、もうどうしようもないんですがね(怒)。