としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

にゃ~ごにゃ~ご

2004年09月16日 | Weblog
ネコ好きな方、お待たせしました!
って訳でも何でもないんですが、
今日は11月に公開される「キャットウーマン」
って映画を見てきました。

知ってる人は知ってると思いますが、
「バットマン」の悪役として登場した
キャットウーマンを主人公にしたアクション大作です。

「キャットウーマン」
http://wwws.warnerbros.co.jp/movies/catwoman/

「バットマン・リターンズ」では
ミシェル・ファイファーが妖艶に演じてましたが、
今回のハル・ベリーもなかなかハマってて良い感じでした。

が、内容はやはりハリウッド大作ってことで、
分かりやすいというか王道というか、
捻りも何もあったもんじゃねぇ、って感じ。
アメコミの映画化なので、
ネコに「ふぅ~」って息を吹きかけられただけで
普通の女性がキャットウーマンになっちゃうとか、
結構、無茶苦茶な設定だから、
んな阿呆な、ってツッコミながら見てました。

一番の見所だろうアクションシーンも、
夜の設定が多いためか、暗くて分かり難く残念。
キャットウーマンのコスチュームも黒だし、
なんかが動いてるなぁ、ってのは分かるんだけど、
蜘蛛の糸を使ってビュンビュン飛び回ってた
「スパイダーマン」などに比べると、
やっぱ、爽快感ってのがないんですよね。

それに、敵があくまでも普通の人間なので、
クライマックスのバトルも、イマイチ盛り上がらない。
緑色の小型ジェットで空を飛ぶでもなく、
タコみたいな機械の触手を持ってるでもなく、
厚化粧のおばさんが最後の敵ってんだから、
盛り上がる訳はないっすよね。

まぁ、老いてくことに恐怖を感じるっていう女性を
「氷の微笑」のシャロン・ストーンが自虐的に演じてる姿には、
ある意味、女優魂っていうか根性を感じたことは確かですが。


…と、またもや悪口を書いてきちゃいましたが、
2種類の人たち限定で楽しめる要素があり、
その人たちはそこだけに注目してれば、
心底、楽しめちゃうと思いますよ。

1つ目は、ボンテージ系のファッションがお好きな方。
露出度の多いコスチュームで縦横無尽に駆けめぐる
ナイスなボディをお持ちのハル・ベリー様の姿に、
メロメロになっちゃうと思いますです。

また、散歩してる犬とすれ違う時に、
「ふぅー!(努」って唸ったりとか、
マタタビみたいなモノに夢中になっちゃうとか、
ネコになりきってる演技は女優魂を感じさせるし、
彼女のファンなら、そのクールなキュートさに参るはずです。

そして2つ目は、タイトルから分かる通り、ネコが好きな方。
最初から最後まで、至る所にネコちゃんたちが登場して、
にゃ~ごにゃ~ご言っとりました。
中でも、主人公をキャットウーマンにさせる、
エジプト時代から生きてるっていうネコが可愛く、
どちらかと言えば犬派の僕も、思わずニンマリ状態。
これを見た後、近所のノラ猫の見方も変わっちゃうと思いますです。

んな訳で、余韻とか求めないんであれば、
そこそこ楽しめちゃう映画だと思いますです。
同じく漫画を映画化した「デビ○マン」と比べれば、
もう天と地ほどの差があるし。

しかし、なんで日本でやるとあぁなっちゃうのかなぁ。
と、日本人として、少々哀しくなってしまってる僕なのでした。
「デビル○ン」、もう少し頑張れば面白くなってただろうに…。

「キャットウーマン」
11月6日(土)より、全国ロードショー予定
TM & C 2004 DC Comics