としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

しあわせ

2004年09月02日 | Weblog
台風が去ったっていうのに、ちっとも涼しくならない名古屋。
しかも、どんよりとした曇り空で、なんだか気分的にもブルーな感じ…。

そんな中、「1リットルの涙」という映画の
記者会見に行ってまいりました。
写真は、主演の大西麻恵さんと、監督の岡村力さんっす。

映画は、脊髄小脳変性症っていう病気で25歳で亡くなった
木藤亜也さんの日記を編集、ベストセラーになった
「1リットルの涙」という本を映画化したもの。
体のバランスをとる働きをする
脳の中にある細胞が徐々に消えていき、
最終的には体の自由がきかなくなってしまう、
という原因不明の病気と闘った、一人の女性の実話を元にした物語です。

愛知県の豊橋市が舞台ということもあり、
地元の人たちが協力的だったことや、
原作に惚れ込んだ監督さんたちの熱い思いなどを聞かせてもらいました。

映画の出来自体は、監督さんもこれが初監督作品ということもあるし、
主演の大西さんも頑張ってはいるんですけど、もう一つって感じだし
手放しで褒め称えられる作品ではなかったりします。
でも、一人の女性の生き様というか何というか、
生きることに対する思い、そして彼女を支える周囲の人々の暖かさなど、
普段は忘れてる問題を思い起こさせてくれる、良い映画ではありました。

http://www.bugsy.info/asae1ltop.htm

10月9日から豊橋で先行公開され、16日から名古屋市内&近郊、
その後、全国順次公開されるみたいなので、
お近くで公開された時には足を運んでみてはいかがでしょうか。

でも、この手の作品では、
美人の主演女優が顔をひん曲げて壮絶に演じてた
韓国映画「オアシス」っていうのがあったので、
それ以外は、どうしても見劣りしちゃう僕だったりします。

http://www.cqn.co.jp/oasis/

もうそろそろ、DVDとか出ると思うので、
こちらは是非、見てみてほしいです。
人生観変わること間違いなしの傑作だと思います。

どちらの作品も、見終わった後、
五体満足で生きてるだけで、本当は凄く幸せ、
ってことに気付かせてくれます。
仕事がうまくいかなかったり、
好きな人に想いを伝えられなかったり。
そういった問題で日々、頭を痛めて、
辛いなぁ、って思ってても、
本当は些細なことなのかもしれないんすよね。

曇天のせいもあってか、
なんだかとってもブルーな感じになってしまいましたが、
なんとか踏ん張って頑張ろう!と、
あらためて思った1日でした。