2003 UB313 通称「Xena(ジーナ)」
太陽系ファミリーは、水金地火木土天海冥(現在は・・・冥海になっています)って学校で習ったことを覚えていますか?この度、記事によると、10月29日に米航空宇宙局ジェット推進研究所(JPL)は、太陽系10番目の惑星を発見したと発表しました。この天体(2003 UB313)自体は2年前に発見されていたのですが、今年1月8日に冥王星よりも大きいことが確認されました。この天体はカナリ明るさがあり、アマチュア天文家でも容易に確認できるくらいらしい。
しかし、太陽の周りを回っている氷と岩石からなる天体であるため、ブラウン教授はこの天体を10番目の惑星だとしているが、冥王星を惑星に分類することにさえ異議を唱える研究者もいるようです。しかし、この天体を、小惑星とするか、惑星とするかで、とても大きな違いがでてしまいます。氷やガスと岩石からなる天体を惑星としてしまうと、カイパーベルト帯と呼ばれる深太陽系エリアには、セドナ等に代表される冥王星クラスの天体がゴロゴロある(1992年以来800個程度発見)ので、今回の天体を惑星とすると、第11番・・・12番目と惑星が増えていくことになるものと思われます。
やはり、冥王星を安易に惑星に分類してしまったことが間違いの始まりだったのかも知れません。この際キチッと、どこかで惑星の定義に線を引く必要があると思われ、冥王星も含めて小惑星に分類しなおして太陽系の惑星は8つにする(木星も外して7つ?)とか?それとも、どんどん太陽系ファミリーを増やしていくか?果たして国際天文学連盟の判断はいかに?天文学者グループによると、この天体の正確な大きさはわかっていないが、明るさから判断する限り、少なくとも冥王星と同じぐらいか、最大で1.5倍の可能性もあるという。この研究は米航空宇宙局(NASA)から助成を受けているが、研究グループは、新惑星の名前を米国の人気アクションドラマ「Xena:Warrior Princess」のヒロインにちなんで通称「Xena(ジーナ)」と呼んでおり国際天文学連合(IAU)に申請中ですが、いまだ承認されていないとのこと。更にこの惑星?には、地球の月に相当する衛星が存在することも最近確認されて話題を呼んでいます。難しいことは、よく分かりませんがやはり宇宙にはロマンがありますよね。
参考:米航空宇宙局(NASA)
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