先日,鎌倉を廻って横浜で人と逢い、東京駅まで戻り、金曜の夜,まだ終電には間がある中央線に乗り込んだ時のこと。中央線に乗ったまでは良かったのですが、座った左隣りがノースリの無防備カワイイ系居眠り娘、右隣りがキチンとしたキレイ系Tシャツ娘,さらにまわりで立っているのも全員女性、ひとりはキレイ系のOLさん、もうひとりは品のある優しそうなちょっぴり年上の癒し系お姉さま,そしてもうひとりは、今回のヒロイン?小生の目の前に立って踊り,車内を呆れさせたスゴイ女「貞子」です。彼女は,あのリングの貞子似の酔女でした。見た目は、新橋の完全に酔ったオヤジ風のOL版、おそらく常習者ってカンジです。あの「貞子」の髪型よろしく濡れてはいませんでしたが残バラ髪に近く、酔っているのに片手で吊り革を掴み、電車の走行中の反動で何度もクルクルと時計周りにまわりながらも決して掴んだ吊革を決して離さないバレエ?いやサーカスのような酔女でした。まわりの女性達も始めあきれ顔で見ていましたが,途中から半ば感心して見ているようでした。まるで食肉冷凍庫に吊されている食肉が押されてぶつかってくるように,反動の向きによって時にはカラダごとぶつかってきます。こちらは,攻撃を足でかわすか?受け止めるしかありませんし,下方向から彼女の顔を見上げているのでその形相と云うか,それはもう迫力満天です。押し返すと直接カラダにさわらなくちゃならないのでセクハラだなんだと面倒なので誰も触ろうとしませんでした。以前,似たような光景に遭遇し,その時の女性は,反動で掴んだ吊革を離してしまい,カラダごと倒れ込んできて恐縮していたので,思わず席を譲り座らせましたが,貞子は強い女でした。新宿駅のホームに電車が着いた途端、突然眠りから目覚め,帰巣本能なのか?新宿駅で突然降りていきました。あれはいったいなんだったのでしょう。あの行為をオヤジがやってたら絶対セクハラの気がするけど、気のせいでしょうか。貞子が去ったあとの車内は,まわりのみんなが顔を見合わせる不思議な連帯感が生まれていました。さてその後の車内が平和になったかと云えば,すでに御茶ノ水付近から左隣りのノースリの居眠り娘が,新宿からは右隣りのキレイ系Tシャツ娘がそれぞれ代わりばんこにもたれかかってきていました。キレイ系Tシャツ娘は,ほんの束の間ちゃんと姿勢をもとに戻すのですが,その際テレ隠しからなのか,いちいちこちらを意識的に見るんです。「私は,こんなことする女じゃないのよ」みたいなカンジで・・・でも,またもたれて,もとに戻っての繰り返しでした。こうした出来事って,男性にとっては災難?それともラッキーなこと?なのでしょうか。かなりビミョーです。
(画像:日本の旅・鉄道見聞録 http://www.uraken.net/rail/)
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