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ひとつの味に130有余年

2006-09-27 | いいと我思う

山田屋まんじゅう(愛媛)

 名物に美味いものありとか、美味いものなしとか、いろいろ言われていますが、ひとつの味をひたすら追求し、その1種類のお菓子のみをこだわり続けている饅頭屋さんが愛媛にありました。そのこだわりの美味しい饅頭は、「山田屋まんじゅう」。店の創業は、明治維新の前年の慶応3年(1867)にさかのぼる。店の伝承によれば、愛媛県南予地方にある宇和町の商家に一人の巡礼が現れ一夜の宿を請い、主は快く手厚く持てなし、巡礼はその礼として主にまんじゅうの製法を伝えたという。その製法で作ったまんじゅうの美味しさは評判を呼び、主はこの巡礼を日頃から信心している「山田薬師」が姿を変えて教えてくれたと信じ、その年に「山田屋」の屋号で店を開いたそうです。以来、初代の高辻源蔵氏から一子相伝で伝えられた秘伝の味は、故吉田茂首相に愛され、宮内庁納入も2回という栄誉にも輝いた。北海道産の良質の厳選された小豆を丹念に練り上げて造られる最高級のこし餡で造られる小振りでシンプルなまんじゅう(22g)は、薄皮から中の餡まで混然一体となってほどよい甘さと後味の良いものに仕上がっています。一種類のまんじゅうのみをただひたすら造り続けるこだわりには敬服します。この先、何百年も伝え続けてほしいと願ってやまない、そして決して忘れてはならない貴重な地方における味の文化だと思います。


参考:山田屋まんじゅう

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