先日の古賀久士☆夏ライブの翌日、ホテルの窓から見える関門海峡を挟んで、手を伸ばせば届きそうなくらい目の前の九州に無性に行きたくなり、聞けばJR門司港駅(国指定重要文化財)周辺が旅愁誘うレトロな雰囲気なエリア(風致地区)となっているらしいので早速でかけました。関門海峡を渡る方法は4つ。唐子桟橋と云う波止場から「フェリーに乗る」、一般国道である「関門国道トンネル」を利用する、高速道路である関門自動車道の「関門橋」を利用する、そして最後の方法は、「関門海峡を歩いて渡る」方法。この最後の究極的とも云える方法がとっても興味をそそられたので、関門海峡を歩いて渡ることにしました。その関門海峡歩いて渡る方法とは・・・何と有難いことに、関門国道トンネルの下に、「関門トンネル人道」と云う歩道トンネルが造られており、そこを歩けば簡単に九州へ渡ることが出来るようになっています。長い長いくだり坂を下りると県境があり、写真は、福岡県に一歩足を踏み入れた時の感動の瞬間です。
それから、また長い長い今度は上り坂を登ると門司側の出口に出ます。全長780m、通行は人は無料ですが、自転車は20円取られます。この日もおじさんが、自転車で県境までの380mを気持ちよさそうに一気に下って行きました。でも、その後は長い400mの上りが待っています。お疲れさまです!このトンネルは、関門国道トンネルが海底トンネルなため、1日4800トンもの海水が染み出してくるそうで、その貯まった海水を汲み上げるポンプ施設がこのトンネルの下に設置されているため、トンネルのメンテナンスが主な目的ですが、そのメンテナンス用の通路等を歩行者の便宜に供与しているとのこと。もし、このトンネルがこうした郊外にあるのではなく、下関の中心街と門司港レトロ地区を繋いでいたら人の流れや交流の在り方は,またカナリ劇的に変わっていたかも知れないなどと雨上がりの関門橋を眺めながら勝手に想像してしまいました。
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