かもめ食堂(ruokala lokki)
東京から約10時間、北欧というイメージからするとカナリ遠いヨーロッパの国の感じがしますが、しかし、以外に日本からは最も近いであるヨーロッパの国「フィンランド」。フィンランドの首都ヘルシンキは青い空にのんびりとかもめが飛び交い、ヨーロッパ各地からの客船が行き交う美しい港町です。夏のある日、ヘルシンキの街角に「日本人女性サチエが経営する「かもめ食堂」(ruokala lokki)」という食堂が小さいながらも健気に開店しました。オープンしました。純朴で心豊かなヘルシンキの人々に日本のおにぎりを食べてもらいたい。そんな願いを込めておにぎりを握るサチエでしたが、興味本位に覗く人はいてもお客さんは誰も来ない毎日。そんなある日、ついにかもめ食堂に初めてのお客さんがやってきます。「かもめ食堂」の店主・サチエには、抜群の演技センスを持つ小林聡美。きりっとした潔さとともに優しさを感じさせる主人公を、ヘルシンキの街と人に素直にとけ込みさらっと演じています。かもめ食堂ふたり目の住人となるミドリは、数々の舞台で圧倒的な存在感を見せる片桐はいりが、普通の悩める女性像を切ないほどに細かい息づかいで演じきっています。そして3人目の住人・マサコを演じるのは久々に年齢不詳な女優の真骨頂を感じさせる不可思議さなもたいまさこ。そんな不思議なキャストで繰り広げられる丈夫だけどちょっとやるせない、日常的なようでそうでない、不思議な物語。今度、この映画の舞台である地元ヘルシンキでの上演が決定したそうです。
(かもめ食堂HPより)
(参考)アミューズCQN 2006年6/24(土)~7/7(金)
下高井戸シネマ 2006年9/2(土)~9/15(金)
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