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学芸大附属高校 いじめ問題と受験者減の流れ

東京学芸大附属高校のいじめ問題をまとめる

東京学芸大附属高校(以下、附高)で起こったいじめ問題。
時系列にまとめてみた。

2016年4月
土曜授業を行うことを発表。いじめには直結しないが、学校人気下降のきっかけ。

2016年5月
警視庁はいじめに関わった生徒2人を傷害容疑で書類送検した。
警視庁世田谷署によると、書類送検は5月17日付。
送検容疑は、2015年6月3日に体育祭の練習中に生徒を倒して手首を骨折させたほか、同22日に生徒を投げ飛ばして脳震盪(のうしんとう)を起こさせたなどとしている。
学校側は2015年10月、これらの事案について警視庁に相談していた。

2015年9月に被害生徒の保護者が学校側に被害を申告して発覚。学校側は2016年3月まで文部科学省に報告していなかった。

2016年11月
29日、生徒の1人がいじめを受け、手首を骨折するけがを2016年に負っていたと明らかにした。
大学は文部科学省への報告が約半年遅れるなど対応が不適切だったとして、28日付で高校の当時の校長や副校長ら計5人を戒告や戒告相当の懲戒処分にした。

大学が設置した第三者調査委員会の報告書によると、いじめと認定されたのは2015年5~9月の5件。
・体育祭の練習中に、被害生徒の体を倒して手首を骨折させ、投げ飛ばして脳振盪を起こさせたりした。
 ・部活中に複数の生徒が被害生徒に、セミの幼虫をなめさせていた。

学校は朝日新聞の質問に対して、
「本人が、骨折については自分で転んだと言っていた」
 「脳震盪については、原因の追求をせず、報告書もつくっていない」
と回答している。
アンケートについては「いじめは確認できなかった」と発言した。

なお事件が発生した2015年度の校長は原田和雄先生、副校長は林正太先生。

2016年度の校長は渡辺雅之先生。2016年5月1日着任。
副校長は宮城政昭先生である。2016年4月1日着任。
事件発覚前夜ともいえる2016年3月に着任、5月に離任した校長が狩野賢司先生である。


2017年4月
都立戸山高校から新しい校長、大野弘先生を招聘。

2018年2月
一般入試実施。
受験者の辞退に歯止めがかからず。
大量の辞退者を見込んで合格を例年の約2倍、344名も出す。
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2019年
入学手続日を都立入試の前日に設定。
都立受験生の囲い込みを狙うも、結局都立に受かった子らは都立に行く手続きをして附高を辞退。大量の辞退者を出す。

2020年度は間違いなく、入学手続きを都立合格発表後に戻すだろう。
日比谷と附高の両方に受かれば、おそらく9割の子は日比谷に進む。
かつての附高の強さは、もうない。

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