みなもに映える 夕陽よ!
お前は まるで生命あるように 語りかける
ことばをもたぬ 夕陽よ!
わたしには 言葉しかないのに 語りかけてくる
空を見あげてみよう
涙でぼやける景色に もういちど たずねてみよう
いつかお前は 消えていた もうみなもには なにもない
目映いばかりの おまえの存在のあかしがきえていた……
まっていて くれ
わたしも すぐに きえていくから……
=背景と解説=
夕陽=愛 と見れば、他愛もないものです。底の浅さが感じられます。
この頃(中三)の日記を読んでみると、父親とも断絶状態になっていました。
といっても、父親はそんな風には感じていなかったと思いますが。
兄弟二人を食べさせることに必死で、おもんばかる余裕などはなかったと思いますよ。
反抗期だったということを併せ考えても、「申し訳なかった」と反省だけです。
まったくの自己チューで、家事一切の手伝いもせずに、ただただ、詩を書いていましたから。
この詩も、恋愛感情の愛ではなく、普遍的にとらえた愛ということですね。
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