わたしが、お前が必要だと呟いたとき、お前は言った
━ いつまでも貴方と共に、と。
すべてを投げ打って、わたしはお前の元に。
なのに……お前は居ない。
何と言う欺瞞、お前はどこだ!
お前は、わたしを裏切りはしないよね。
わたしは、お前を信じていよう。
お前は、わたしを愛してくれているね。
わたしは、お前の物なのだから。
お前は、一体何を考えている? ……
時は、待ってはくれない。
やがては、朝が訪れるだろうよ。
お願いだ!
こんな惨めなわたしを、さらさないでおくれ。
お前は、言わなかっというのか?
━ 愛している、とは。
そんな、そんな、こと……
お前は、やはり帰ってこない。
でも、信じる、信じているよ。
わたしのこの身が、涯てようとも、
時が、このわたしを彼方に追いやっても
お前への愛だけは、この地にとどまるさ。
時が、このわたしを黄泉のせかいに突き落としても
お前への愛だけは、この浮き世に
いつまでも、とどまることだろうよ。
愛している、愛してるよ。
わたしは、想い出とともにお前を待とう。
わたしは、消えてしまう ━ 嘘ではない。
が、お前への愛だけは消えはしない。
消えはしない……
(背景と解説)
うーん……
いまのわたしには、こんな言葉は書けません。
正直言って、本音の部分ではどうだったのだろうか、
そんな疑念が、自分のこととはいえ、消えないのです。
ただ、祈りは、あったと思います。
そして、誰に対してのものだったのか、それが分からないのです。
そのときに交際していた彼女への思いなのか、それとも、母への、隠れた想いだったのか。
「ことば遊びじゃないの?」
そんな指摘を、後年になって突き付けられました。
「まさしく!」です。
わたし以上にわたしを知る、ある人に感謝、感謝でした。
そして今、思うこと。
「けれど、それが青春!」
「けれど、蒼い熱さだ!」
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