どうしたの?
笑って許せる? 心が痛まない? 余裕のある女だって?
イヤだ、嫌だ、そんな貴女は……、嫌いだ!
泣いてよ! 傷ついてよ! 自分に正直になってよ!
でも、そんな貴女は、、見たくない……
他人には見せないで! 僕にも見せないで!
なにが あったの?
鏡に映る自分に、ぶつけようよ、その思いを。
鏡に映した、泣きはらしたその顔を
朝(あした)には、拭き取ろう、ねっ!
そして夕べには「おはよう!」って。
僕に、僕にだけはおくれよ。
出かけなきゃ。大急ぎで、駆けつけなくっちゃ。
傘がないんだ! 忘れたのかな? きみの部屋に?
困った、ホントに困った。どしゃぶりだモン。
あれえ? 誰も、傘をさしてないよ?
おかしいぞ、おかしいよ、こんなことって。
こんなに雨が降ってるのに、どんどん降ってくるよ。
待ってて……、すぐに駆けつけるからさ。
=背景と解説=
少しずつ忍び寄り始めた、すれ違いのとき。すれ違いのこころ。
何とか修復を図ろうとするも、言葉だけが専攻して、中々に思いが伝わらない。
優しい言葉が、相手に伝わるとは限らない。
優しい行動が、相手を慰めるとは限らない。
否! より苦しめることがあることを、当時のわたしは気付いていませんでした。
なにがあったのか……、今もってわたしには分からないことです。
わたしの多情性? が問題だった?
いやいや、それよりなにより、誰が本命だったのか、正直、今もって……
ひどい男です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます