正直に申し上げましょう。
それ以来しばらくの間、毎夜のごとく悪夢に悩まされました。
林のなかを逃げまわる娘。追いかけまわす数人の男ども。
右に左にと逃げまどう娘に、三方四方から男どもが迫るのでございます。
娘の足はすり傷だらけになり、赤い血がそこかしこに滲んでおります。
木々の枝にブラウスが破られ、しだいに白い柔肌が露わになっていくのでございます。
男どもは、そんな娘のあらわになっていく肌に、より凶暴になっていきますです。
とうとう一人の男に掴まり、落ち葉の上に押し倒されてしまいます。
「いや、いやあ!」
そんな娘の叫び声は、かえって男どもの劣情をそそらずにはいません。
「やめて、やめてえ!」
娘の懇願の声も、男どもの嬌声にかき消されてしまいます。
いえ、娘の懇願の声が、さらに男どもの凶暴さに火を点けるのでございます。
なんということでしようか。
娘が、わたくしの娘が……。
男どもに陵辱されているのでございます。
泥で汚れた手が、ごつごつとした手が、娘の漆黒の髪をつかんでおります。
光りかがやく漆黒の、キラキラとした髪が、汚泥にまみれています。
気も狂わんばかりでございます。
うす汚いことばがほとばしるその口が、わたくしの娘の、可憐なむすめの唇にむさぼり付くのでございます。
泥で汚れた手が、可憐な娘の、わたくしの娘のブラジャーをはぎ取り、まだ固さの残る乳房を露わにするのでございます。
そしてあろうことか、男のヌメヌメとした舌が、娘の美しい薄桃色の、、、なめまわすのでございます。
さらには、娘の両手をすねで押さえ付けております。
そして、そしてそのうす汚いナニを、口にするのもおぞましい物を、娘の可憐な口に、、、。
実のところ、いまひとり居るのでございます。
いや、もうひとりおりますです。
娘の足首を、片側ずつつかんでおります。
バタバタと激しく動かそうとしている足首を、しっかりと押さえつけている手が、、、。
「待てっ! 待てっ! 待ってくれえ!
それだけは、やめてくれ。
他のことは、許そう、水に流そう。
後生だから。
それだけは、それだけは、やめてくれえい!」
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