もう一人の行動派は、
何やら女子生徒らと話している。
その際、
決して鼻の下を長くなどはしない。
難しい顔をしている。
目を閉じたりもしている。
物事に、真剣に向き合うのである。
突然、行動派が
ガタン!と大きな音を立てて立ち上がった。
皆一斉に、彼を見る。
「委員長!
お前の司会でこのクラスの風紀について、
話し合ってくれ。
最近、
クラスが乱れきっている、
面白くない!」
勿論、
皆が皆嫌がる。
しかし、
誰一人として反対するものはいない。
彼が恐いのだ。
しかしここで、
ヒネクレ派が反対すれば、
五・六人が賛同する。
そして、
自習となる可能性が強くなる。
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