昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

水たまりの中の青空 ~第二部~ (二百十一)

2022-03-24 08:00:10 | 物語り
「う、うーん。タケゾー、タケゾー!」  となりに居たはずの武蔵がいないことに、声を大きくして呼んだ、叫んだ。 手にグラスを持って小夜子を振り返る武蔵が目に入った時、小夜子の胸の奥底をぐっと締めつけるものがあった。 . . . 本文を読む

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