昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

水たまりの中の青空 ~第二部~ (二百七)

2022-03-16 08:00:53 | 物語り
 しかし床が用意された部屋に入ったとたん、正三の意識が一変した。 「ぼ、ぼくは、小夜子さんひとすじ決めている」と、身体を固くした。 「ほらほら。なにごとも、お勉強ですよ。すべての殿方は、みなさんお勉強をされてから事にのぞむものですよ」 . . . 本文を読む

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