昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第一部~ (四) いっそのこと、雪がいいのに

2014-10-14 08:48:35 | 小説
カラリと晴れ渡っていた空に、少しずつ雲が広がり始めた。 雨が近いのだろう、天気予報は良くなかった。 「いっそのこと、雪がいいのに」 彼の独り言に、同じバイト仲間が「うん、うん」と頷いた。 「そうなんだよなあ、雪は払えば済むけれど雨はなあ…。あーあ、またずぶ濡れかあ」 . . . 本文を読む

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