松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

劇団俳優座創立65周年記念公演

2009-09-04 08:00:53 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
テーマ   ”犬目線/握り締めて”

???

変な人たち!?と思いながらも、ともかく笑った

後でゆっくり リーフレットを読んでみた。
なかなかのメッセージがあった。


・・・人は何かしらに依存して生きている。心にぽっこりと空間が空いてしまうと、そこを埋めんとばかり掻き集める。依存は力を増す。依存症という病になる。

登場人物の殆どがそういった闇を持っているこの作品は、まさに今の世風をとらえた現代戯曲だと思った。

今や、昔だったら「大人げない」 「人様に迷惑」と言われるような恥ずべき行為もかなり露骨だ。
それは人々のプチ依存症のスピードが加速しているかのように思える。
依存症は周りを見えなくする。
ボーダーラインを超えてしまう。
心の中に「やってはいけないと誰が決めた!?」という気持ちが発生してきたらヤバイ。

自分が見えてるちっぽけな範囲だけで判断し始める。
解決策は視野を広げることなのではないだろうか。
想像すること。
見えないものまで見ようとすること。

それを理屈理論という人間的視野で捻じ曲げて正当化した途端、人の苦しみは始まるのではないだろうか。

そんなことは解っている。しかし、それが出来ないのが人間だ!と言われればそうなのだが、それではそこで終わってしまう。

そろそろ、本気で対峙する準備をしても良いのではないだろうか。・・・


作:スエヒロ ケイスケ
演出:眞鍋卓嗣

          ~  リーフレットより  ~

写真は他の作品(岩崎加根子主演)のリーフレットから。
コメント (2)
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