松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

少女のような少年たち

2009-05-06 07:29:56 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
Nさん!! わかりましたよ

今朝の朝日新聞・30面で疑問が解明され、スッキリ

18世紀当時、ヨーロッパの上流階級では就学するまで少年は少女のような服装で育てる風習があったが、これにはいくつかの説があった。

☆ まずNさんが指摘していた男子の方が死亡率が高く、死神の目をくらまそうと少女の服を着させたという説。

☆ 貴族の仮装趣味という説。

☆ 裾の長い中世の服装にあこがれた擬古趣味という説。

☆ 当時は子供の服装や髪型に男女の区別はなく、18世紀に入ってヨーロッパでルソーらの啓蒙思想が浸透し、子供の人格が認められるようになっても、服装や髪型には性差のない古い風習が残っていたという見方。 その姿が現代では少女のように見えるだけという、ルーブル美術館の絵画部門・学芸員の説。

疑問に感じた人が多かったのでしょうね
これだけわかれば充分スッキリしました

写真上は、ジョシュア・レイノルズ(英国の画家)の代表作「マスター・ヘア」(1788年)
「マスター」は貴族の子息の敬称で、「ヘア家のお坊ちゃん」という意味。
どう見てもカールしたセミロングヘアーで可愛いドレス姿は女の子ちゃんですよね~

写真下は、ジャン・シメオン・シャルダン(仏の画家)の「食前の祈り」(1740年) 母親と少女2人が描かれているように見えるけど、実は左手前の子供は少年 
コメント (3)
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