遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

2024 小友町八坂神社例祭

2024-06-11 11:26:44 | 郷土芸能

何もしないのに今年も、あっという間に6月半ば、時間と歳だけが無駄に過ぎていきます。

 

気力の衰えを心配してくれる時々愛妻の指示に従い、月に数回の日帰り温泉。

5月下旬には宮古市新里の湯ったり館、今月初めは大船渡市の夏虫のお湯っこでした。

どちらもサウナがある施設で、空っぽになりつつある頭の中を

さらに空っぽにする気分に目覚めてしまいました。笑

 

さて、久しぶりの更新は、5年ぶりに行った小友町鮎貝の八坂神社のお祭りです。

 

ここの神社の石塔下にあるのが馬っこ繋ぎのこれ。

今年も供えてありました。

何年か前のこのお祭りの日は、長袖にジャンパーを着こまないと我慢できないほど寒い日。

その時、茨城から来ていた海東さんは半袖に短パン姿で、寒いからもう帰ると云っていた

ことを思い出しました。今年は半袖でもOKでした。

 

11時、長野獅子踊りさんの誉めから行列スタート。

 

先導役は猿田彦。地元の人達は皆さん天狗と呼んでいます。

これが話題となり、軽米町から来たYさんの処では、猿田彦の人形が大きな山車に載って

いるそうで、私もどこかで似たようなのを見た記憶があり、調べると、住田町世田米の

天照御祖神社式年大祭では飾られたリヤカーに載ったものが行列の先導役でした。

 

外山神楽さんも一緒にみんなで神社を三周します。

 

そして、神事

拝殿内で厳かに神事が行われているのに、外では焼き鳥が配られたりして、

世間話の花が咲きます。

以前は焼いた川魚を地元の人たちが頬張る姿も見られたのですが、

今はその養殖も止めたようです。

 

神事も終盤、外山神楽さんの権現舞

 

役員及び関係者が割拝殿で直会を始まる頃、芸能奉納。

最初は外山神楽さん

「さあっさ、よ、よよい~」」のシンガクです!

 

続いて、長野獅子踊りさん

 

直会が進んだ頃合いを見て、皆さんに芸能披露

 

今度は長野獅子踊りさんが最初です。

県南地方で造られた太鼓と笛です。音程が統一されている笛は、いいものです。

 

5月の連休以来のしし踊りでした。

次は、来週日曜日の上郷町日出神社のお祭りでしょうか?

 

踊った人たちも久しぶりだったんでしょうね~!うれしそうでした。笑

 

次は外山神楽さん

行列の時から、見覚えのない女性の姿がありましたが、その二人の鳥舞。

 

関東から参加している双子さんとのことで、動画を見て練習もしていたようです。

凄いね~!

 

やる気があれば、何でも出来る!

気力のなくなってきている私には良いお手本です。(;^_^A

 

ユーチューブなどを見ると八幡神楽さんでは、お祭りで踊るシンガクを

事前練習用にUPしています。

こんな時代なんですね。

 

出来れば、今年の遠野まつりの時にも見られればと思います。

と書いていながら、思い出しました。

このお二人、去年の9月16日の遠野まつりの時、市役所前での神楽で四人鳥舞で

出ていた二人でした。

今年の遠野まつりは遠野市観光協会さんのイベント欄によると9月21日、22日。

22日は青笹町の六神石神社の宵宮で重なり、23日はその例大祭。

両方に出演する芸能団体も準備する役員さんも、さぞ大変でしょう。観る人も大変です。

例年、一週前が花巻まつりで、遠野と重なるのが東和町と大槌町のお祭り。

と云うことで遠野市近隣から遠野まつりを見に来る人が大幅に増えることは期待薄。

それ以外の地域の方々には朗報です!

案外、いろいろな郷土芸能が見られて良かったという感想を頂くことが多い遠野まつり。

近隣から、どっとお客さんが来ないということは、何となく遠野へ来ても、

あまり大変な思いをしないでも、お祭りが見られるということだと思います。

今年の9月21日、22日の遠野まつりは大穴です!

コメント (6)
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